メジャーリーグ30日の試合で、大谷翔平が再び歴史を塗り替えました。ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」として出場した大谷は、2回に盗塁を決めシーズン43盗塁に到達。その後、8回には左翼席へ2試合ぶりとなる43号ソロ本塁打を放ち、見事に「43本塁打・43盗塁」という前人未到の記録を打ち立てました。この試合で4打数2安打1打点と活躍し、ドジャースは接戦を制して10対9で勝利、これで3連勝となりました。
本塁打と盗塁という異なる能力を極め、両方で高い水準を維持する大谷の姿に、ドジャースのロバーツ監督も「驚くべき才能だ」と最大限の賛辞を送りました。2回、右肘に死球を受けながらも果敢に盗塁を狙い、俊足を生かした見事なスライディングで43盗塁目をマーク。そして迎えた8回、2球で追い込まれた状況から甘く入った直球を逆方向に引っ張り、力強い打球はそのまま左翼席へと吸い込まれました。これで本塁打王争いでも2位のオズナに6本差をつけ、単独トップを快走しています。
試合後、ロバーツ監督は「指名打者としての役割を十二分に果たしている。彼が毎日4、5打席に立つことで、チームの勝利の可能性は大きく膨らむ」と絶賛。ドジャースにとっても重要な地区優勝争いのなか、大谷の存在はまさに勝利を引き寄せる原動力となっています。
「43-43」という大記録を打ち立てた大谷ですが、これはまだ通過点にすぎません。ファンの間でも話題となっている夢の「50本塁打・50盗塁」達成に向け、大谷は今後もさらに快進撃を続けていくでしょう。この歴史的快挙を目の当たりにできる幸運に、ファンは胸を躍らせているはずです。これからも大谷のプレーから目が離せません。