能登半島地震での自衛隊入浴支援、過去最長240日で終了 住民から感謝の声

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石川県珠洲市で能登半島地震後に行われていた陸上自衛隊による被災者支援が8月31日をもって終了しました。この支援活動の一環として設置されていた仮設風呂の様子が報道陣に公開され、多くの住民から感謝の言葉が寄せられました。「本当に助かった」「格別のお湯だった」と語る利用者たちの声には、自衛隊による長期にわたる支援の意義が凝縮されていたようです。

今回の支援は、断水が長期化したことを受けて石川県が1月に自衛隊へ派遣を要請し始まったものです。この仮設風呂には延べ約49万人が利用し、被災地の生活を支える重要な役割を果たしました。派遣期間は240日を超え、地震災害時の自衛隊派遣としては東日本大震災の174日を上回り、過去最長となる記録を残しました。

9月2日には全ての撤収作業が完了する予定で、自衛隊の任務も正式に終了します。この長期間にわたる支援活動は、被災地にとって単なる入浴支援を超え、安心感と温かさを与える存在であったことが住民の言葉からも感じられます。こうした支援の記録は、今後の災害対応における重要な教訓として生かされていくでしょう。

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