【速報】江崎グリコが「デザイン部」を新設!マーケティング戦略の裏側を徹底解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

2019年6月3日、菓子や食品で知られる江崎グリコ株式会社の組織変更と人事異動が発表されました。特に注目すべきは、マーケティング本部内に新たにデザイン部が分離・新設された点です。これは、同社が製品やブランドの魅力を高める上で、「デザインの力」を一層重要視し、戦略的な核として捉え始めたことの明確な表れであると言えるでしょう。消費者にとって魅力的なパッケージや広告クリエイティブを生み出すための体制が強化されることは、今後の新製品展開に大きな期待を持たせてくれます。

この組織改革では、従来マーケティング本部の広告部が担っていた機能の中から、特にデザインに関わる部分を独立させています。デザインは、製品の第一印象を決めるパッケージデザインや、ブランドの世界観を構築するビジュアルアイデンティティ(VI)など、消費者の購買意欲やブランド体験に直結する非常に重要な要素です。この専門部署の誕生は、ブランドの統一性を保ちつつ、より洗練されたクリエイティブを迅速に市場に投入していくための、強力な推進力となるに違いありません。

また、同日付で執行役員 営業変革担当に若椙修吾氏が、そして新設されたデザイン部のトップとして佐藤敏明氏が着任されています。佐藤氏が新設されたデザイン部を率いることは、江崎グリコが、単なる「広告」の一部としてではなく、デザインを独立した専門分野として位置づけ、その力を経営戦略の重要な柱として活用していくという強い意志を感じさせる人事です。これは、デジタル時代において、視覚的なコミュニケーションの重要性が増している現状を見事に捉えた動きだと、私は評価いたします。

この江崎グリコの組織改編のニュースは、SNSでも早速話題となりました。多くのマーケティング関係者やデザイナーからは、「大手メーカーがデザインを独立部署にするのは、その戦略的価値を認めた証拠」「デザインへの投資を強化する流れは素晴らしい」「これからのグリコのデザインが楽しみだ」といったポジティブな反響が寄せられています。特に、長年の歴史を持つブランドにおけるデザイン刷新やブランド再構築の動きに繋がるのではないかという期待の声が多く見受けられます。

ブランド戦略の中核を担う「デザイン」の重要性

デザインというと、単に見た目を良くすることだと誤解されがちですが、本来は問題解決のための思考であり、ブランドが持つ価値を最も効果的に伝えるための戦略的ツールです。特に食品や飲料といった競合が多い業界では、店頭で一瞬で消費者の目を引くパッケージデザインの良し悪しが、そのまま売上に直結します。今回江崎グリコがデザイン部を新設したことは、この「デザインドリブン」(デザイン主導)な考え方を企業文化の核に据えようとしている証拠ではないでしょうか。

デザイン部の独立は、デザインに関する意思決定のスピードを上げ、社内の各部門、例えば研究開発や営業とも、初期段階からデザインの視点を取り入れた連携を深めることを可能にします。これは、単に製品を美しく見せるだけでなく、使いやすさ、環境への配慮、そしてブランドメッセージの一貫性といった多角的な要素を、製品開発の初期段階から組み込むデザイン思考の徹底に繋がるでしょう。今後、江崎グリコの製品が、機能性だけでなく、感情に訴えかけるエモーショナルな価値を一層高めていくことに、大いに期待しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*