英国の伝説的なロックバンド「オアシス」が来年の再結成を発表し、英国とアイルランドで予定されているコンサートのチケットが、販売開始直後に即完売しました。この知らせに歓喜するファンがいる一方で、販売システムの混乱や高騰したチケット価格への不満がSNS上で噴出しています。
8月31日午前、来年7月から8月にかけて開催される全17公演のチケット販売が始まると、購入希望者が殺到。アクセス集中によりオンラインシステムが一時的にエラーを起こし、多くの人がチケット購入ページで長時間待たされる状況となりました。さらに、需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」システムにより、一部チケットが通常価格を大きく上回る価格で販売されました。このため、SNSでは「買えなかった」「価格が高すぎる」といった怒りや失望の声が相次ぎ、オアシス関連の話題がトレンド入りするほどの反響を呼びました。
オアシスは1991年に英中部マンチェスターで結成され、90年代には「ブリットポップ」の象徴として絶大な人気を博しました。「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」や「ホワットエヴァー」などのヒット曲は今なお多くの人に愛され続けています。しかし、2009年の解散後、兄弟であるノエルとリアム・ギャラガーの確執が再結成の障壁となり、ファンの間では待望論が語られてきました。そしてついに8月27日、約14年ぶりとなる再結成が正式に発表され、英国やアイルランドに加え、ヨーロッパやその他の地域でも公演が予定されているとのことです。
SNS上では「オアシスが戻ってきたのは嬉しい」「再結成ツアーが歴史的瞬間になるに違いない」といった期待の声が多く寄せられる一方で、「ダイナミックプライシングがファンを切り捨てている」「高額転売が横行するのではないか」といった懸念も広がっています。