セブン-イレブン・ジャパンは、2024年1月3日から首都圏約5000店舗で、店内調理による揚げたてドーナツの販売を本格スタートします。かつて2017年に販売を終了したドーナツ事業に再参入する形で、今回は店舗で揚げる最終工程を取り入れた新しい供給システムを導入。これにより、ふわふわの食感と風味豊かな味わいを実現しました。
今回登場するのは「お店で揚げたドーナツ(メープル)」(140円)、「同(カスタード)」(160円)、「同(チョコ)」(160円)の3種類です。この商品は、一度発酵・加熱した生地を冷凍状態で工場から各店舗に届け、最終的な揚げ作業を店内で行う仕組みです。これにより、生地の劣化を防ぎ、焼きたてのような美味しさを楽しめるようになりました。
セブン-イレブンは2023年6月から7月にかけて埼玉県で試験販売を行い、好評を得たことで、東京や千葉など首都圏への展開を決定しました。今回の再参入により、セブンの独自の供給網と調理システムを生かした新たなドーナツ市場の成長が期待されます。
この取り組みは、コンビニエンスストアで手軽に揚げたての美味しさを味わいたいという消費者ニーズに応えるだけでなく、店舗内調理の可能性を広げる一歩となるでしょう。セブン-イレブンの揚げたてドーナツが市場にどのような影響をもたらすのか、今後の展開が注目されます。