杉村英孝、ボッチャ個人戦で惜敗:団体戦での巻き返しに期待

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2024年9月2日、パリ・パラリンピックのボッチャ個人戦で、杉村英孝選手が準々決勝で惜しくも敗れました。2点リードで迎えた最終エンド、相手の世界ランキング2位ウォラウット選手(タイ)が投じたラスト1球が勝敗を分けました。青いボールが杉村選手の赤いボールを弾き、白いジャックボール(目標球)に乗り上げる見事な一投が決まりました。その技術は、杉村選手が3年前の東京大会で披露した得意技「スギムライジング」を彷彿とさせるものでした。

試合後、杉村選手は悔しさを隠せない様子で「実力が足りなかった」と目を潤ませました。これまで強力な投球で試合の流れを作ってきた相手が、最終エンドでは作戦を変更し、ジャックボール周辺にボールを集める精密な戦術に切り替えたことが勝敗の鍵となりました。この対応に苦しんだ杉村選手は大量失点を許し、惜しくも個人戦での表彰台を逃しました。

しかし、試合後にはすぐに気持ちを切り替え、9月3日から始まる団体戦への意気込みを語りました。「団体戦に向けて調整し直し、多くの人にボッチャの面白さを見せていきたい」と語る杉村選手の表情には、次なる挑戦への決意がにじんでいました。

SNSでは「杉村選手の技術と挑戦に感動」「敗れてもなお前を向く姿勢に勇気をもらった」といった応援の声が多く寄せられています。個人戦での悔しさを糧に、団体戦では日本チームのリーダーとして、再び輝くプレーを見せてくれることでしょう。ボッチャのさらなる魅力と可能性を発信し続ける杉村選手の挑戦に、多くの期待が集まっています。

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