2024年9月2日、巨人の菅野智之投手が降雨コールドとなった試合で、粘り強い投球を披露し勝利を手繰り寄せました。1回に1点を失うも、それ以降は安定感を取り戻し、7回まで相手打線を封じる力投を見せました。阿部慎之助監督は「悪天候の中での投球は容易ではないが、最後まで集中して投げ切った。今年を象徴するようなピッチングだった」と賛辞を送りました。
試合は序盤から雨が降り始め、ピッチングにも影響が出るほどのコンディションでしたが、菅野投手は要所での締めが光りました。特に5回、2死から1、2番に連打を許し一、二塁のピンチを迎えましたが、3番森下選手を152キロの直球で右飛に打ち取り、窮地を脱しました。「真っすぐが悪くなかったので押し込めると思った。やっぱり一番打ちづらいのは直球」と、自信に満ちた表情で振り返りました。
今シーズン、森下選手には8打数4安打と分が悪かったものの、この日は真っ向勝負で封じ込めました。7回途中で試合は降雨コールドとなり、菅野投手にとっては完投勝利の形となりました。「納得できる内容で勝利できて良かった」と語る姿には、エースとしての責任感と安堵がにじんでいました。
SNS上では「エースの貫禄!」「悪条件でも勝利を引き寄せる菅野はやはり頼もしい」といった称賛の声が相次いでいます。この勝利により、巨人はチーム全体の士気をさらに高め、シーズン終盤の戦いに勢いをつけることでしょう。菅野投手の熱投は、ファンにとっても心に残る一戦となったに違いありません。