MLBオールスター2019の視聴率が過去最低を記録?本塁打競争の盛り上がりと対照的な結果に

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夏の風物詩として知られる米大リーグの祭典、オールスター戦が2019年07月09日にオハイオ州クリーブランドで開催されました。スター選手が一堂に会する夢の舞台ですが、その注目度に影が差す驚きのニュースが飛び込んできています。AP通信が2019年07月11日に報じた内容によると、全米でのテレビ視聴率は5.0%となり、過去最低を更新してしまいました。これは前年の5.2%をさらに下回る数字で、野球人気の変化を物語る象徴的な出来事といえるかもしれません。

今回の試合を実際に視聴した人は約814万人と算出されており、数字だけを見れば膨大な数に思えます。しかし、多種多様なエンターテインメントが溢れる現代において、伝統的な「球宴」の形式が以前ほどの訴求力を保てなくなっている現状が浮き彫りになりました。SNS上では「もっとテンポ良く試合を進めてほしい」という意見や、「スター選手同士の真剣勝負がもっと見たい」といった、番組構成に対する厳しい指摘も散見されるようですね。

一方で、試合本番の前日にあたる2019年07月08日に行われた「本塁打競争(ホームランダービー)」は、対照的な盛り上がりを見せました。こちらは特定の時間内にどれだけ多くの本塁打を放てるかを競うイベントですが、視聴率は前年を上回る結果を叩き出しています。本塁打競争とは、いわば打撃の華やかさだけを凝縮したダイジェストのような競技であり、短時間で派手な演出を楽しめる点が、現代のファンのニーズに合致したのでしょう。

個人的な見解としては、野球というスポーツの「間」の美学が、スピード感を求める今の視聴習慣と乖離しつつあるのではないかと危惧しています。視聴率という指標がすべてではありませんが、本塁打競争のような「エンタメ性の高い工夫」を本戦にも取り入れる時期が来ているのかもしれません。伝統を守りつつ、いかにして新しい世代のファンを熱狂させるか。大リーグ機構にとって、今回の数字はこれからの運営に向けた大きな宿題を突きつけた格好となりました。

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