2019年7月17日現在、私たちの食卓に欠かせない食材である「国産鶏もも肉」の価格に、家計を預かる方々にとって嬉しい異変が起きています。梅雨明けが待ち遠しいこの時期、実は鶏肉の卸売価格が年初から16%も下落しており、非常にお得な状況となっているのです。厳しい暑さが続く中で、消費者の皆様の購買意欲や市場の需給バランスがどのように変化しているのか、最新の動向を探ってみましょう。
具体的な数字を見てみますと、2019年7月上旬における鶏肉の「卸値(おろしね)」は、1キログラムあたり540円から550円程度で推移しています。この卸値とは、生産者や卸売業者からスーパーなどの小売店へ渡る際の取引価格を指しますが、6月と比較しても約4%ほど安くなりました。前年の同時期と比べても2%低い水準にあり、今がまさに「買い時」と言える状況が鮮明になっています。
供給量は過去最高水準!堅調な生産が価格を押し下げ
価格下落の大きな要因の一つは、国内における鶏肉の生産が非常に安定していることです。農畜産業振興機構が発表したデータによると、2019年5月の生産量は13万8900トンに達し、前年の同じ月と比べて1.7%も増加しました。2018年度に記録した過去最高の生産水準を維持しており、市場には常に十分な量の新鮮な鶏肉が供給されていることが、価格の安定、ひいては値下がりへと繋がっています。
一方で、夏場特有の需要の落ち込みも無視できません。例年、蒸し暑さが増すこの季節は、どうしても食欲が減退してしまいがちです。鶏もも肉の定番料理といえば、唐揚げやチキンステーキといったボリューム満点のメニューが並びますが、火を使う調理が敬遠されることもあり、市場全体での動きが鈍くなっています。SNS上でも「安くて助かるけれど、この暑さで揚げ物を作る気力が起きない」といった、切実な声が数多く寄せられています。
お盆に向けてさらなる安値も?編集部が提案する夏の賢い鶏肉レシピ
実は値下がりしているのは、もも肉だけではありません。バンバンジーなどに重宝される「むね肉」も、年初と比較して2割ほど安価に取引されています。食品メーカーの担当者によれば、これから本格的な猛暑がやってくるお盆時期にかけて、さらに需要が冷え込み、相場が一段と下がる可能性もあるとのことです。消費者の私たちにとっては、タンパク質を安価に摂取できる貴重なチャンスが続くことになりそうです。
編集部としては、この「鶏肉安」を逆手に取った夏バテ対策を推奨します。コンロの前に立ちたくない日は、レンジ調理を活用した蒸し鶏や、酸味の効いた冷製南蛮漬けなどがおすすめです。家計に優しく、栄養価も高い国産鶏を積極的に取り入れることで、2019年の厳しい夏を元気に乗り切ることができるでしょう。市場の動向を賢く見極めて、美味しい鶏肉料理を日々の献立に加えてみてはいかがでしょうか。