ベトナムLCCの躍進!ベトジェット・エア、2024年上半期の純利益が8倍に

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ベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェット・エアが2024年1~6月期の連結決算を発表し、純利益が前年同期の8.2倍に相当する1兆1141億ドン(約67億円)に達したことが明らかになりました。この半年間で運航便数は約7万便、乗客数は合計1310万人を記録し、新型コロナウイルス禍前の水準を上回る勢いを見せています。

売上高は前年同期比15%増の34兆ドンとなり、特に国内線での収益が24%増と顕著でした。ベトナム政府が国内線運賃の上限を引き上げたことで、航空各社が値上げを実施し、結果的に収益増につながった形です。一方で、国際線も10%の増収を記録したものの、4~6月期単体では24%の減収となり、さらなる成長には課題も残っています。

ベトナム民間航空局の推計によると、2024年上半期の国内総旅客数は3810万人で前年同期比7%増となり、新型コロナ禍前の2019年とほぼ同水準に回復しています。ただし、航空業界全体で燃料費の高騰や機材不足が課題となっており、各社の収益に影響を及ぼしている状況です。

ベトジェット・エアは、国内外の需要増加を追い風に事業拡大を進めており、同社の持つ成長力はベトナム航空業界のさらなる発展を牽引する存在となりそうです。

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