廃棄白菜の芯が主役に!宇都宮発「浅漬めしギョーザ」が話題に

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漬物メーカーのアキモ(栃木県宇都宮市)が、新商品「浅漬めしギョーザ」を関東甲信越や東北地方のスーパーで発売しました。このユニークな浅漬けは、焼き餃子の風味を再現しながら、漬物製造で廃棄されていた白菜の芯を活用した画期的な商品です。宇都宮餃子会の監修を受け、餃子の本場・宇都宮ならではの味わいを提供します。1パック120グラム入りで希望小売価格は258円です。同社のオンラインサイトでも購入可能です。

「浅漬めしギョーザ」は、「ご飯に合う」をコンセプトに開発されました。白菜の芯を粗くすりおろして塩漬けし、ニラやごま油を加えることで、餃子の香ばしさと旨味を引き出しています。同社の秋本薫社長は、「白菜の芯は食物繊維が豊富で、独特の旨味がある素材ですが、これまで廃棄していました。もったいないという社員の声がきっかけで商品化に至りました」と語ります。

アキモは2024年2月にも宇都宮餃子会の監修で「白菜餃子の具」を発売し、ひき肉と混ぜて皮に包むだけで餃子が作れる商品を提供しました。この取り組みは、食品廃棄を減らすだけでなく、地元の特産品を活用して新たな需要を生み出す試みとして注目されています。

SNSでも「餃子風味の浅漬け、斬新すぎる!」「ご飯が進みそうな味で気になる」といったコメントが広がり、特に宇都宮餃子ファンや地元住民の間で話題を集めています。「もったいない」精神から生まれたこの商品は、食品ロス削減という観点からも評価されるでしょう。

「浅漬めしギョーザ」は、白菜の芯をおいしく活用することで、地元の食文化と環境保全を結びつけた一品です。宇都宮発の新しいアイデアが、全国の食卓に新たな風を吹き込むことでしょう。

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