日本酒の聖地として知られる新潟県から、国際色豊かな新しい試みが届けられました。新潟清酒達人検定協会は、2019年09月08日に「英語清酒検定」を実施することを決定しました。この検定は、新潟が誇る日本酒の文化や歴史に関する基礎知識を英語で出題するもので、昨年に引き続き今回で2回目の開催となります。地元の伝統を世界へ発信する力を試す、絶好の機会が再び巡ってきたと言えるでしょう。
今回の開催において特筆すべき点は、インバウンド、つまり訪日外国人観光客への対応を強化したい日本人の方々へ広く受験を呼びかけていることです。近年、新潟を訪れる海外ゲストは急増しており、宿泊施設や飲食店での質の高いおもてなしが求められています。そこで今年は、ホテル関係者をはじめとするサービス業に従事する方々を主なターゲットに据えており、実務に直結する語学力と知識の習得を後押しする狙いがあるようです。
SNS上では、「英語で日本酒を説明するのは難易度が高いけれど、これなら自信がつきそう」といった前向きな声や、「仕事で役立ちそうなので挑戦してみたい」という意欲的な投稿が目立っています。お酒の知識だけでなく、それを英語でアウトプットするという実戦的な形式が、キャリアアップを目指す方々の関心を集めているのでしょう。新潟の魅力を多角的に伝えるスキルは、これからの観光業界において大きな武器になるに違いありません。
見事合格を勝ち取った受験者には、その実力を証明する「認定カード」が授与されます。さらに、日本酒ファンにはたまらない特典として、県内で開催される日本酒イベントで利用可能な「試飲チケット」も贈呈される予定です。単なる資格取得にとどまらず、実際に新潟のおいしいお酒を楽しみ、その良さを再確認できる仕組みは非常に粋な計らいだと感じます。学びと楽しみが融合した、新潟らしい温かみのある検定試験ですね。
編集者の視点から申し上げますと、この取り組みは単なる語学試験の枠を超え、地域ブランドの国際化を象徴する重要なステップだと考えます。日本酒は今や世界の「SAKE」として注目されていますが、その背景にある物語を正確な英語で伝えられる人材はまだ不足しています。日本人自らが自国の文化を英語で学ぶ姿勢は、海外からの旅行客に深い感動を与えるはずです。この検定を機に、新潟の酒文化がさらに国境を越えて広がっていくことを期待しています。