【2019年注目】バフェットを追った行動力が武器!「MUJIN」滝野一征氏がAIロボットで起こす製造業の無人化革命とは

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みなさん、こんにちは。日本の「ものづくり」の現場がいま、劇的な進化を遂げようとしているのをご存知でしょうか。2019年06月06日、ある一人の起業家に注目が集まっています。その名は、滝野一征(たきの・いっせい)さん。東京・墨田区に拠点を置くスタートアップ企業「MUJIN(ムジン)」のCEOです。社名の通り、工場を「無人化」することを目指す同社は、まさに日本の製造業が抱える深刻な人手不足という課題に対する救世主として期待されています。

滝野さんが率いるMUJINの最大の強みは、ロボット制御ソフトウェアの技術力です。従来の産業用ロボットは、人間が手取り足取り動きを教え込む「ティーチング」という作業が必要不可欠でした。これは非常に手間と時間がかかる工程なのですが、MUJINの技術はここに革命を起こしました。AI(人工知能)を活用することで、ロボット自身に「目」と「脳」を持たせ、周囲の状況を認識して自律的に動けるようにしたのです。

投資家志望からものづくりの革命児へ

非常に興味深いのが、滝野さんのこれまでの経歴です。学生時代は金融の世界に関心を持ち、なんと祖母から譲り受けた50万円を元手に株式投資を行っていたそうです。転機となったのは2006年、あの「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏がイスラエルの工具メーカー、イスカル社を買収したニュースでした。「バフェットが選んだ企業を知りたい」という一心でイスカル社の首脳に手紙を送り、翌2007年には同社への入社を果たしてしまったというのですから、その行動力には驚かされます。

その後、工具の営業担当として日本の工場を回っていた2009年、運命の出会いが訪れます。展示会で出会ったAI研究者のD・ロセン氏との意気投合です。ロセン氏はロボットの画像解析と動作計画のスペシャリスト。彼の技術があれば、プログラミング不要で誰もが扱えるロボットが作れると確信し、二人は起業を決意しました。この「行動力」と「技術」の融合こそが、MUJINの快進撃を支えているのでしょう。

SNSでも話題!常識を覆す「考えるロボット」

現在、MUJINの技術は国内の自動車メーカーや大手電機メーカーだけでなく、中国の巨大EC企業の物流倉庫などでも導入が進んでいます。SNS上でも、物流倉庫でロボットアームが目にも留まらぬ速さで、しかも正確に商品を仕分けしている動画が拡散され、「これこそ未来の工場だ」「人間の仕事がなくなるという不安よりも、人手不足解消への期待が大きい」といった驚きの声が上がっています。部品のバラ積みピッキングなど、これまで自動化が困難とされていた作業を次々とクリアしていく姿は圧巻です。

私自身、このニュースに触れて強く感じたのは、テクノロジーの進化が「人間の仕事を奪う」のではなく、「人間を単純作業から解放し、より創造的な領域へシフトさせる」というポジティブな未来像です。滝野さんは「ロボットができる作業は現状の30倍以上ある」と語っています。かつて営業時代に肌で感じた「日本の競争力の源泉は生産性の高さにある」という信念と、最先端のAI技術を掛け合わせることで、日本の製造業は再び世界をリードする存在になれるはずです。

2019年06月06日現在、少子高齢化が進む日本において、労働力の確保は喫緊の課題です。しかし、MUJINのような企業が登場することで、ピンチはチャンスに変わります。熟練の職人技とAIによる自動化が共存する新たな「ものづくり」の形が、ここから始まろうとしています。滝野さんの情熱とロセン氏の頭脳が生み出すイノベーションから、今後も目が離せません。

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