生産性7割アップの衝撃!日揮グループ・日本ファインセラミックスが実践する「月400件の改善」と驚異の現場力

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世界を舞台に活躍する日揮グループの中で、電子機器材料の製造を担う日本ファインセラミックス(JFC)が、今まさに驚異的な進化を遂げています。宮城県仙台市に拠点を構える同社は、独自の現場改革によって過去10年間で生産性を約70%も向上させるという、製造業における金字塔を打ち立てました。この躍進を支えているのは、トップダウンの命令ではなく、現場の作業員一人ひとりが主役となって知恵を絞る「ボトムアップ型」の改善文化です。

JFCが手掛ける主力製品のセラミックスは、顧客の要望に合わせて一点ずつ作り上げる完全オーダーメイド体制をとっています。多品種少量の生産は効率化が非常に難しいとされていますが、本社工場の各職場に設置された「活動板」が魔法のツールとして機能しているのです。これは、現場の課題やアイデアを可視化するための掲示板であり、誰でも自由に提案を書き込めます。こうした仕組みが功を奏し、現在では月に約400件もの大小さまざまな改善案が現場から絶え間なく湧き出しています。

現場の知恵が未来を創る!治具改善で見えた稼働率5割増の凄み

専門用語で「治具(じぐ)」と呼ばれる、加工の際に部品を固定したり作業を補助したりする器具の見直しも大きな成果を上げました。2018年にはレーザー加工機の治具を全面的に改良したことで、機械の稼働率が50%も改善するという劇的な変化が起きています。日々の小さな「気づき」を拾い上げることで、高価な最新設備を導入せずとも、既存のラインから最大限の能力を引き出せることを証明した形です。現場の「自ら課題を見つける力」こそが、同社の真の競争力と言えるでしょう。

SNS上でもこの取り組みは大きな話題を呼んでおり、「月400件の提案は異常な熱量」「現場を信じる経営こそが最強」といった、驚きと称賛の声が相次いでいます。私自身の視点から見ても、AIやロボット化が叫ばれる現代において、あえて人間の「創意工夫」にフォーカスするJFCの姿勢は、日本特有の「ものづくり精神」の理想形だと確信しています。機械任せにしない人間中心のDX(デジタルトランスフォーメーション)こそが、製造業の進むべき道ではないでしょうか。

JFCは2020年に売上高1000億円という極めて高い目標を掲げ、さらなる飛躍を目指しています。2019年07月23日現在、現場から生まれる圧倒的な改善エネルギーは、もはや単なるコスト削減の域を超え、企業価値を高める源泉となっています。一人ひとりの小さなひらめきが、大きなうねりとなって世界を支える電子材料を生み出していく様子は、見ている私たちに勇気を与えてくれます。この熱き現場の挑戦から、今後も目が離せそうにありません。

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