アセットマネジメントOneが仕掛ける日本株投資の未来:大型旗艦ファンドで長期成長を目指す

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アセットマネジメントOneは、国内大型株を中心に投資する新しい旗艦ファンドを2024年内に立ち上げる計画を発表しました。このファンドは、長期的な成長が見込める優良企業約50銘柄に集中投資し、運用資産額5,000億円規模を目指します。海外投資家から日本株への注目が高まっていることを受け、同社はこれを主力商品として育成する方針です。

杉原規之社長は、「業界内で競争力を持ち、国際的に評価される企業を厳選し、長期投資を通じて成長を共にするファンドを作りたい」と語りました。投資先の選定は現在進行中で、企業の競争力や市場での評価に重点を置いた調査を進めています。同社は2024年4月に、企業調査部門と投資先との対話を行う部門を一体化させ、調査力を強化しました。この取り組みは、より深い企業分析と、投資先企業との建設的な関係構築を目指したものです。

これまで日本市場では、20〜30年という長期スパンで資金を集めるファンドの運営は難しい状況にありました。その背景には、日本株の低迷や市場の短期志向がありました。しかし、近年の東京証券取引所の取り組みにより、「資本コストや株価を意識した経営」が日本企業に浸透しつつあります。この改革が進むことで、日本企業への投資魅力が高まり、長期的に資金が集まりやすい環境が整うと期待されています。

さらに、同社は2024年9月に新たな私募投資信託の設定も予定しています。この投資信託は非上場企業の株式を含むもので、富裕層の個人投資家を主な対象としています。非上場企業への投資を通じて、さらなる成長分野へのアプローチを図る狙いがあります。

SNSでは、「日本株の可能性を再評価するいい機会」「長期的視点での投資がついに浸透し始める」といった期待の声が多く寄せられています。一方で、「長期投資にはリスクも伴うため、慎重な銘柄選定が必要」といった冷静な意見も見られます。

アセットマネジメントOneの新しい取り組みは、日本株市場の新たな可能性を切り開き、国内外の投資家に長期的な魅力を提供する大きな一歩となるでしょう。日本市場が世界から注目を集める中、この旗艦ファンドがどのような成果をもたらすか、今後の展開に注目です。

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