2019年07月29日、愛知県岡崎市において、県民に衝撃を与えるニュースが飛び込んできました。愛知県教育委員会に所属し、教育現場を支える立場にある現職の県職員が、幼い子供を巻き込むひき逃げ事件を起こした疑いで逮捕されたのです。逮捕されたのは、愛知県総合教育センターで研究指導主事を務める46歳の女性容疑者です。
事件が発生したのは2019年07月28日の午後17時30分ごろのことでした。場所は岡崎市六名東町にある市道で、当時路上で遊んでいた小学1年生の7歳の男児が乗用車にはねられました。この事故によって、男児は左足のすねの骨を折るという、全治までかなりの時間を要するであろう深刻な重傷を負っています。
ここで注目されているのは、容疑者が「研究指導主事」という教育行政における重要な役職に就いていた点でしょう。この職種は、小中学校の教職員に対して教育内容の専門的な指導や助言を行う、いわば「先生の先生」のような存在です。規範意識が強く求められる立場の方が、事故後に救護措置を取らずに立ち去った疑いがあることに、世間からは厳しい目が向けられています。
警察の取り調べに対し、容疑者は「車が衝突したという認識はなかった」と供述しており、容疑を否認する構えを見せています。道路交通法で定められている「ひき逃げ」とは、交通事故の際に負傷者を救護したり、道路上の危険を除去したりする義務を怠ることを指しますが、彼女の主張が認められるのか、今後の捜査の進展が待たれる状況です。
SNSなどのインターネット上では、この痛ましいニュースに対して多くの声が上がっています。「教育に携わる人間が子供を放置して逃げるなんて信じられない」といった憤りの声や、「夕方の明るい時間帯に骨折するほどの衝撃があって、気づかないはずがない」といった供述への疑問を呈する意見が目立ち、批判が相次いでいるようです。
個人的な意見を申し上げれば、子供たちの模範となるべき教育センターの職員がこのような事態を招いたことは、非常に遺憾であると言わざるを得ません。たとえ事故そのものが不注意によるものだったとしても、その後の対応こそが人間の本質を映し出します。まずは怪我をした男児が、身体の傷はもちろん、心の傷も癒えることを切に願ってやみません。