【2019年最新】大韓航空が新千歳ー釜山線を運休へ。日韓関係悪化で揺れる北海道観光の現状と今後の影響

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北海道の空の玄関口において、衝撃的なニュースが飛び込んできました。2019年07月31日、大手航空会社の大韓航空は、新千歳空港と韓国の釜山を結ぶ路線を、同年09月03日から運休することを正式に発表しました。これまで週に3日、1日1往復のペースで運航され、多くの観光客やビジネス客に親しまれてきた路線だけに、各方面への影響が懸念されます。

今回の決断に至った背景について、同社は「日韓路線の需要動向を慎重に検討した結果」であると説明しています。昨今の冷え込む日韓関係を背景に、日本を訪れる韓国人観光客が目に見えて減少していることが、今回の「運休(一時的に航空機の運航を止めること)」という厳しい選択に繋がったのでしょう。航空会社にとっても、座席が埋まらない状況での運航継続は経営上の大きな負担となります。

SNS上では今回の発表を受け、「北海道旅行を楽しみにしていたのに残念」「地方都市同士を結ぶ貴重な翼がなくなるのは痛い」といった悲しみの声が相次いでいます。また、航空ファンや旅行好きの間では「他社もこれに続くのではないか」という不安も広がっており、これからの国際交流のあり方を危惧する投稿がハッシュタグと共に拡散されている状況です。

そもそも、北海道にとって韓国からの旅行者は極めて重要な存在と言えます。札幌市が公開した2018年度の外国人宿泊者数データを紐解くと、韓国は中国に次いで第2位という極めて高いシェアを誇っていました。冬の雪景色や夏の涼しさを求めて訪れるリピーターも多く、釜山便のような直行便は、そうしたインバウンド需要を支える「大動脈」としての役割を果たしてきたのです。

相次ぐ直行便の停止がもたらす、道内経済への深刻な影

もし今後、他の航空路線でも運航停止がドミノ倒しのように続くことになれば、道内の観光産業が受ける打撃は計り知れません。ホテルや飲食店、土産物店など、多くの事業者が韓国からのゲストを前提とした経営を行っているため、今回のニュースは単なる交通手段の消失以上の意味を持っています。地域経済の活性化には、安定した人の流れが不可欠であることを改めて痛感させられます。

編集者としての私の意見ですが、政治的な対立が民間の経済や文化交流にまでこれほど直接的な影響を及ぼす現状には、強い危機感を覚えます。北海道の豊かな自然や食文化を愛してくれる隣国の方々が、政治の壁によって足が遠のいてしまうのは、非常に寂しいことではないでしょうか。一日も早く事態が鎮静化し、再び両国の間を笑顔で行き交う人々が増えることを願って止みません。

2019年09月03日からの運休を前に、北海道観光は今、大きな正念場を迎えています。単一の国に頼るのではなく、世界中の様々な地域から観光客を呼び込む「リスク分散」の重要性が、今回の件で改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。地元の観光関係者が知恵を絞り、この逆境をどう乗り越えていくのか、今後の動向から目が離せそうにありません。

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