2019年7月31日現在、愛知県名古屋市をはじめとする東海地方では、記録的な長雨と日照不足が大きな話題となっています。気象庁のデータによると、今年の7月における名古屋の日照時間は平年のわずか35%にとどまりました。どんよりとした空が続く「梅雨寒(つゆざむ)」の影響で、本来であれば賑わうはずのレジャー施設は、例年にない苦戦を強いられている状況です。
梅雨寒とは、梅雨の時期に移動性高気圧やオホーツク海高気圧の影響で、気温が上がらず肌寒く感じる現象を指します。この影響をダイレクトに受けたのが屋外プールなどの施設です。夏休みが始まったにもかかわらず、客足は驚くほど鈍くなってしまいました。SNS上でも「夏なのに肌寒くてプールに行く気分になれない」「洗濯物が全然乾かなくて困る」といった、市民の切実な声が数多く寄せられています。
しかし、2019年7月下旬にようやく梅雨が明けると、状況は一変しました。待ちわびた太陽が顔を出し、今度は一気に厳しい猛暑が日本列島を包み込んでいます。これを受けて、前半戦で思うような集客ができなかったレジャー各社は、8月での大幅な「巻き返し」に熱い期待を寄せているようです。これまでの不完全燃焼な気分を吹き飛ばそうとするかのような、人々の熱気が街に戻ってきました。
個人的な視点ではありますが、この極端な天候の変化は、自然の力強さと同時に私たちの生活がいかに気象に左右されているかを痛感させます。7月の冷え込みで体調を崩した方も多いはずですから、急激な気温上昇には十分な注意が必要でしょう。ですが、我慢した分だけ「夏本番」を楽しみたいという心理が働くのは当然のことですし、この8月の盛り上がりが地域経済を活性化させる起爆剤になることを願わずにはいられません。
2019年8月は、これまでの遅れを取り戻す絶好のチャンスとなるはずです。お出かけの際はこまめな水分補給を心がけ、熱中症対策を万全にして夏を謳歌してください。各施設も魅力的なキャンペーンを用意して、私たちを待っていることでしょう。長く厳しい梅雨を乗り越えた今、ようやく訪れた眩しい季節を、全力で満喫したいものですね。