国内男子ゴルフツアーの今季メジャー初戦となる「日本ツアー選手権森ビルカップ」が、2019年6月6日に茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ(7387ヤード、パー71)で開幕しました。この大会は優勝者に5年間のシード権という、非常に大きな特典が与えられるビッグトーナメントです。初日はツアー5年目の堀川未来夢選手(みくむ)が、6バーディー、1ボギーという見事なプレーで66をマークし、単独首位に立つロケットスタートを切りました。安定感のあるプレーでスコアを積み重ねる姿は、ファンに強い印象を与えています。
首位の堀川選手を1打差の67で追いかけるのは、賞金ランキングで常に上位に食い込む今平周吾選手、22歳の若手鍋谷太一選手、そして一昨年の覇者であるショーン・ノリス選手(南アフリカ)の3名が並ぶ混戦模様となっています。さらに1打差の68には、前週の大会で優勝を飾ったばかりの池田勇太選手がつけており、勢いそのままにメジャータイトルを狙う展開が予想されます。トップ集団の選手層の厚さから見ても、今大会は週末に向けて激しい優勝争いが繰り広げられることでしょう。
一方、約1カ月ぶりに戦線復帰を果たした石川遼選手は、初日を2オーバーの73で回り、62位タイとやや出遅れる形となりました。腰痛からの復帰戦ということもあり、万全のコンディションではないことがうかがえますが、今後の巻き返しに期待が高まります。SNS上では「堀川選手、ついにブレイクの予感!」「ノリスはやっぱり宍戸ヒルズに強い」といった期待の声とともに、「遼くん、焦らずじっくりと調子を戻してほしい」といった石川選手への温かいエールも多く見受けられました。メジャーの舞台で若手とベテランが火花を散らす展開は、多くのゴルフファンを魅了しています。
また、この日のハイライトとして、7位タイの谷原秀人選手が13番ホールで、88位タイのジュビック・パグンサン選手(フィリピン)が3番ホールで、それぞれホールインワンを達成しました。ゴルフにおけるホールインワンとは、ティーショットを直接カップに入れることです。確率が非常に低く、プロでもなかなか達成できない快挙であり、会場は大いに沸き上がりました。初日から好スコアと劇的なプレーが飛び出すなど、国内最高峰の戦いにふさわしい盛り上がりを見せています。賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円という高額な報酬がかかったこのトーナメントは、男子ゴルフ界の今後の流れを占う重要な一戦になると確信しています。