2019年は演劇の祭典!富山で開催されるシアター・オリンピックスの魅力と平田オリザ氏が説く芸術の価値

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2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催まで残すところ1年を切り、メディアの報道もいよいよ熱を帯びてきました。スポーツの祭典への期待が高まる一方で、実は2019年の演劇界こそがまさに「オリンピックイヤー」であることをご存じでしょうか。世界最高峰の舞台芸術が一同に会する「シアター・オリンピックス」が、2019年08月から日本国内で実に20年ぶりに開催されるのです。

今回の開催地に選ばれたのは、豊かな自然に囲まれた富山県です。SNS上でも「まさか富山で世界レベルの劇が見られるなんて」「演劇ファンとして遠征せずにはいられない」といった喜びの声が続々と上がっています。劇作家の平田オリザ氏も、2019年08月01日付のコラムにてこの祭典の重要性に言及しており、舞台芸術が持つ力に改めてスポットライトが当たっています。

世界を繋ぐ舞台芸術の祭典「シアター・オリンピックス」とは?

シアター・オリンピックスとは、国境や文化を越えて優れた演出家たちが集結し、芸術の交流を図る国際的な演劇祭のことです。1994年にギリシャで設立されて以来、数年ごとに世界各地でその幕を上げてきました。特定のジャンルに縛られず、最先端のパフォーマンスから古典的な演目までが披露されるため、観客は多種多様な表現の深淵に触れることができるでしょう。

日本での開催は1999年の静岡大会以来、二度目の快挙となります。富山県の利賀村(とがむら)などは、世界的演出家の鈴木忠志氏が拠点を置く「演劇の聖地」としても名高く、そこへ世界中の才能が流入する光景は圧巻の一言に尽きるはずです。まさに芸術による平和の祭典と言えるこのイベントは、地方から文化を発信する新しいモデルケースとしても期待されています。

編集者としての視点ではありますが、こうした国際的な芸術祭が地方都市で開催されることには極めて大きな意義があると感じます。都心への一極集中が叫ばれる現代において、富山の美しい景観と世界基準の演劇が融合する体験は、訪れる人々に一生モノの感動を与えるに違いありません。五感で感じる舞台の迫力は、画面越しのエンターテインメントでは決して味わえない特別な価値を秘めています。

2019年08月01日現在、開幕に向けて現地の熱気は最高潮に達しています。スポーツが肉体の限界に挑む祭典なら、シアター・オリンピックスは精神の豊かさを追求する祭典だと言えるでしょう。この貴重な機会に、ぜひ富山の地で世界の鼓動に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。今、この瞬間にしか出会えない感動が、劇場であなたを待っているはずです。

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