ニデック、世界初の水冷モジュールを富士通の光伝送装置に採用―データセンターの省エネ革命

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2024年9月2日、ニデックは富士通の光伝送装置に自社の水冷モジュールが採用されたことを発表しました。光伝送装置とは、データセンターや通信インフラに設置され、光ファイバーを通じて高速・大容量のデータを送受信するための重要な機器です。従来はファンによる空冷方式が主流でしたが、今回の水冷方式の採用により、消費電力を最大で5割削減できるだけでなく、装置の小型化も実現されます。この革新的な取り組みは、IT機器の省エネ化に向けた新たな一歩といえるでしょう。

ニデックが水冷モジュールを提供するのは、富士通の光伝送装置「1FINITY」シリーズの高性能モデル「T900」と「T950」です。従来の空冷式は、冷却ファンが動作することで電力を多く消費するだけでなく、装置のサイズにも制約がありました。一方、水冷方式では冷却効率が飛躍的に向上し、機器内部の温度管理がより効果的になるため、エネルギー消費を大幅に削減できます。これは、世界で初めて水冷式が光伝送装置に採用された画期的な事例であり、データセンターの省エネ技術の未来を切り開くものです。

ニデックは人工知能(AI)を活用したサーバー向けをはじめとするIT機器向け水冷モジュールの分野に注力しており、今回の富士通との連携を通じて、供給先をさらに拡大する計画です。この技術の採用により、データセンターや通信インフラの運用コスト削減が期待されるだけでなく、IT業界全体のエネルギー効率改善にも寄与することが見込まれます。

SNSでは、「ニデックの革新的な技術に期待」「データセンターの省エネに貢献する素晴らしい取り組み」といった賞賛の声が広がっています。また、「世界初の水冷方式がどれだけ業界を変えるのか注目したい」といった期待のコメントも見受けられます。この技術が今後どのように広がり、IT業界の課題解決に貢献していくのか、さらなる展開が楽しみです。ニデックの挑戦は、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

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