国内の建設業界を牽引する準大手ゼネコンの一角、清水建設が驚異的な決算を叩き出しました。2019年7月31日に発表された同年4月から6月期の連結決算によりますと、最終的な儲けを示す純利益が前年の同じ時期と比べて55%も跳ね上がり、242億円に達したとのことです。これは四半期ごとの決算開示をスタートした2008年以降で、この時期としては過去最高の数字を塗り替える快挙となりました。
この躍進の背景には、東京都心を中心に進められている大規模なオフィスビル建設などの「大型案件」が、極めてスムーズに進行していることが挙げられます。建設現場では工程管理の徹底が利益を左右しますが、現在の清水建設はその手腕が冴え渡っていると言えるでしょう。また、単に建物を建てるだけでなく、自ら土地を開発し運用する不動産開発事業も大きく成長しており、収益の柱が多角化している様子が伺えます。
さらに今回の好決算を後押しした要因として、「政策保有株」の売却による利益も無視できません。これは企業同士がお互いの株式を持ち合う慣習を見直す「持ち合い解消」の流れに沿ったもので、資産を効率化する姿勢が数字に表れた形です。結果として、全体の売上高も前年同期比15%増の4111億円という極めて高い水準を記録しました。SNS上でも「ゼネコンの底力を感じる」「都市再開発の波が数字に出ている」といった驚きの声が広がっています。
私自身の見解としましては、今回の結果は単なる建設ラッシュの恩恵だけでなく、同社の経営戦略が結実したものだと評価しています。特に不動産開発事業への注力は、請負工事特有の収益の波を安定させる賢明な判断ではないでしょうか。2019年8月1日現在の状況を鑑みると、東京を彩る新たなランドマークが次々と誕生する中で、同社が果たす役割は今後さらに重要性を増していくに違いありません。この勢いがどこまで続くのか、業界内外から熱い視線が注がれています。