日用品大手の「エステー」から、企業の未来を占う重要な人事ニュースが飛び込んできました。2019年08月01日、同社は来る2019年10月01日付で実施される新たな役員人事および担当業務の変更を公表しています。この異動は、単なる組織の入れ替えに留まらず、次なる成長フェーズを見据えた戦略的な布陣といえるでしょう。SNS上では「意外な配置換えだ」「攻めの姿勢を感じる」といった声が上がっており、業界内外からの注目度が非常に高まっています。
今回の目玉の一つは、経営の屋台骨を支える経営管理部門の強化です。取締役兼執行役である吉沢浩一氏が新たに同部門を担当することになり、組織のガバナンスと効率化がさらに推進される見込みです。また、これまでの事業統括からRD部門へと舵を切る紺田司常務執行役の手腕にも期待が集まります。RDとは「Research and Development(研究開発)」の略称で、消費者のニーズを形にする製品づくりの心臓部を指しており、ここへの注力は同社のこだわりが伺えるポイントです。
国内営業からEC・海外展開まで!新体制が描くグローバル戦略の全貌
驚きを持って迎えられたのが、営業部門を牽引してきた上月洋常務執行役の役割変更です。上月氏は国内営業の現場から、事業統括およびコーポレートコミュニケーション部門の担当へと異動します。広報やブランディングといった対外的な発信力を強化することで、エステーブランドの価値をさらに高めていく狙いがあるのでしょう。一方で、国内営業の指揮権は椎名正明執行役へと引き継がれ、人事・総務の経験を活かした組織力の向上が図られると予想されます。
加速するデジタル化とグローバル化への対応も、今回の布陣から明確に読み取ることが可能です。RD部門からEC事業本部長へと転じる辻幹夫執行役は、技術的な知見をオンライン販売の成長に繋げる重要なミッションを担います。さらに、米本薫氏が海外事業部門長に昇進し、早坂敬一執行役が海外グループ会社を統括することで、世界市場でのシェア拡大に向けた体制が盤石になりました。海外拠点との連携が深まることで、日本発のアイデアが世界へ広がるスピードはさらに速まるはずです。
編集者の視点から見れば、今回の人事はまさに「適材適所の極み」であると感じます。既存の枠組みに捉われず、各リーダーが持つ専門性を全く異なる分野で掛け合わせることで、組織に化学反応を起こそうとする強い意志が伝わってくるからです。特に、研究開発(RD)とECを繋ぐような動きは、これからの消費行動の変化を先取りした英断と言えるでしょう。2019年10月01日から始動するこの新体制が、私たちの生活をどう彩ってくれるのか、今から楽しみでなりません。