AGCが挑む次世代戦略!2019年10月の役員人事で加速する事業ポートフォリオ変革の全貌

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

素材の力で世界を変えるAGC株式会社から、今後のグループ経営を左右する極めて重要な人事異動が2019年08月01日に発表されました。今回の異動は、2019年10月01日付で実施されるもので、経営の中枢を担う執行役員たちの役割が大きく入れ替わります。特に注目すべきは、財務や経営戦略の要となるポジションに、経験豊富なリーダーが配置された点でしょう。

まず、専務執行役員を務める宮地伸二氏が、新たに経営企画本部長の重責を担うことになりました。宮地氏は、最高財務責任者を指すCFO(Chief Financial Officer)と、コンプライアンスや法令遵守の責任者であるCCO(Chief Compliance Officer)を兼務しつつ、グループ全体の舵取りを行います。財務のプロフェッショナルが経営企画のトップに立つことで、より強固な収益基盤の構築が期待されるはずです。

SNS上では、この大胆な体制変更に対して「AGCの事業構造改革に対する本気度を感じる」といった声や、「電子とオートモーティブのトップが入れ替わるのは興味深い」といった反応が寄せられています。既存のビジネスモデルに安住せず、常に進化を模索する姿勢は、多くの投資家やビジネスマンから好意的に受け止められているようです。こうした市場の期待は、同社のブランド価値をさらに高める要因となるでしょう。

電子と車載事業のリーダー交代が意味するシナジーの最大化

事業部門のトップ人事にも、戦略的な意図が色濃く反映されています。電子カンパニーのプレジデントを務めていた小林善則常務執行役員が、新たにオートモーティブカンパニーのプレジデントへと転じます。一方で、これまで経営企画本部長として全体を俯瞰してきた森山賢三常務執行役員が、電子カンパニーのプレジデントに就任する形となりました。この「クロス人事」には、部門間の壁を取り払う狙いがあると考えられます。

オートモーティブカンパニーとは、自動車用ガラスなどを手掛ける部門であり、電子カンパニーは半導体関連やディスプレイ関連を扱う部署を指します。自動運転技術や電気自動車(EV)の普及に伴い、車と電子デバイスの境界線は曖昧になりつつあるのが現状です。電子事業に精通した小林氏が車載部門へ移ることで、従来のガラス製品にハイテク技術を融合させた、革新的な製品が生み出される可能性は非常に高いでしょう。

私は、今回の人事がAGCの掲げる「両利きの経営」を象徴するものだと確信しています。既存事業を深掘りするだけでなく、新しい領域へ知見を移植することで、組織の硬直化を防ぐ素晴らしい戦略ではないでしょうか。経営企画を率いた森山氏が現場の電子部門を指揮することで、全社的な視点を持ったスピード感のある意思決定がなされるはずです。この秋、同社がどのような新風を業界に吹き込むのか、目が離せません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*