京都の伝統×タイの感性!関西で急増する「外国人起業家」が西陣織に新風を吹き込む理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

古都・京都の街並みに溶け込む、300年の歴史を誇る西陣織の老舗。そこで今、これまでにない新しい風が吹き抜けています。その中心にいるのは、タイ出身の起業家、ラッチャタ・スワンシンさんです。彼は自国の伝統的な藍染めが現代的なジャケットとして親しまれている様子から着想を得て、2019年04月に新会社「MONOHA」を京都市内に設立しました。

ラッチャタさんが手掛けるのは、格式高い織物をあえて「洋服」へと仕立て直す試みです。西陣織という日本の至宝に、タイならではの柔軟な感性を掛け合わせることで、伝統工芸に新たな価値を見出そうとしています。SNS上では「古い文化を壊すのではなく、今の時代に合う形で守ろうとする姿勢が素晴らしい」といった、海外からの視点を歓迎する声が多く寄せられていました。

関東を超える勢い?関西が「起業の聖地」として選ばれる理由

現在、関西ではラッチャタさんのように夢を抱いて海を渡ってきた「ヨソモノ」による起業が爆発的に増えています。統計によれば、2018年における近畿2府4県の「経営・管理」などの関連ビザ取得者数は、前年比で12%も増加し、過去最高となる3399人を記録しました。この伸び率は、なんと日本の中心地である関東圏をも上回る勢いを見せているのです。

ここで言う「経営・管理ビザ」とは、日本国内で事業の経営や管理業務に従事する外国人に与えられる在留資格を指します。以前に比べてこの資格を取得し、自らのビジネスを立ち上げるハードルが下がったことも追い風となっているのでしょう。SNSでは「関西特有のフランクな人柄や、地の利の良さがビジネスのしやすさに繋がっているのではないか」という分析も飛び交っています。

私自身の見解としても、京都のように「守るべき伝統」が色濃く残る場所こそ、外部からの斬新な視点が必要不可欠だと強く感じます。地元の職人が築き上げた技術に、外国人起業家のプロデュース力が融合することで、地域経済はより強固なものになるはずです。古き良き日本と、躍動するアジアの力が混ざり合う関西の地から、世界を驚かせるプロダクトが誕生する日はすぐそこまで来ているに違いありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*