大阪工業大学とフランス研究所が開発—食べられるシャボン玉で食品業界に新風

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2024年9月現在、大阪工業大学とフランス国立農業・食料・環境研究所が共同で開発した「食べられるシャボン玉」が注目を集めています。このユニークな発明は、洗剤の成分として知られる界面活性剤を使わず、代わりにシナモンの粉末を活用することで実現されました。これにより、食品として安全に利用できるだけでなく、食感も優れているという新たな可能性が広がっています。

従来のシャボン玉は、薄い水の膜に界面活性剤を付着させて丸い形を作っています。しかし、界面活性剤は食品として利用するには適していませんでした。今回の研究では、この界面活性剤の代替としてシナモンの粉末を採用しました。シナモン粒子は不規則な形状をしており、粒子同士が絡み合うことで水の膜を安定化させます。さらに、水が蒸発した後でも形状が維持され、実験では1年以上にわたって丸い形状を保つことが確認されました。

この技術の最大の特長は、食品としての応用性に優れている点です。シナモン由来の粉末を使用しているため、安全性が高く、風味や食感も良好です。例えば、デザートの飾り付けや新しい食材の演出として活用することで、食品業界に新たな可能性をもたらすと期待されています。

現在、この「食べられるシャボン玉」を商品化するため、企業との連携が進められています。SNSでは「まるで夢のような発明」「デザートにこんな演出が加われば素敵」といった期待の声が広がっています。また、食品のプレゼンテーションや体験型デザートとしての可能性に、多くの関心が寄せられています。

この革新的な技術は、食品業界だけでなく、エンターテインメントやイベント演出の分野にも応用できる可能性を秘めています。大阪工業大学とフランス国立研究所の共同研究が、未来の食文化に新たな風を吹き込む日も近いかもしれません。

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