イエメン南部アデンで軍事パレードを狙った無人機攻撃が激化!親イラン組織フーシ派の犯行声明と緊迫する内戦の行方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

2019年08月01日、イエメン南部の拠点都市アデンにある軍基地において、軍事パレードの最中に大規模な攻撃が発生しました。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤの報道によれば、この惨事により少なくとも40人が命を落とし、多くの負傷者が搬送される事態となっています。華やかなパレードの場が一転して戦場と化した今回の事件は、現地の治安情勢に大きな衝撃を与えました。

この凄惨な事件に対し、ハディ暫定政権と激しく対立する親イランの武装組織「フーシ派」が即座に犯行を認める声明を発表しました。フーシ派側のメディアは、攻撃に無人機(ドローン)やミサイルを投入したことを明かしており、その精度の高さが際立つ形となったでしょう。アデンは暫定政権が事実上の首都として拠点を置く重要地であるため、今回の標的選定には政治的な意図が色濃く反映されています。

そもそもフーシ派とは、イエメン北端部を拠点とするイスラム教シーア派系の武装勢力のことを指します。彼らは隣国サウジアラビアなどが支援する政府側と長年にわたり内戦を繰り広げており、近年では高度な兵器を用いた攻撃が目立つようになりました。無人機による攻撃は、低コストで甚大な被害を与えられるため、近代戦における新たな脅威として国際社会でも注視されている状況です。

SNS上では、「パレードという晴れ舞台を狙うのはあまりに卑劣だ」といった悲痛な声や、泥沼化する内戦の終わりが見えないことに絶望する意見が相次いでいます。また、無人機がこれほど容易に中枢を突いたことに対し、防衛網の脆弱さを指摘する投稿も見受けられました。市民の間では、いつどこで同様の攻撃が起きるか分からないという恐怖が、急速に広がっているのが現状と言えます。

編集部としては、一般市民が巻き込まれる可能性が高い場所での攻撃は、いかなる理由があろうとも断固として許されるべきではないと考えます。特に無人機を用いた非対称戦は、従来の戦争の定義を塗り替えてしまうほど恐ろしいものです。平和への道のりは遠く険しいように感じられますが、国際社会はこれ以上の犠牲を防ぐために、一刻も早く実効性のある対話の場を設ける必要があるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*