2024年9月2日、伊藤園は欧州向けにキャップ付き紙パック入りの緑茶飲料を発売すると発表しました。この新商品は、欧州で強化されるプラスチックごみに関する規制に対応するために開発されました。2024年7月から欧州では、容量3リットル以下のペットボトルや紙パックについて、プラスチック製キャップを容器から取り外せない設計にすることが義務付けられています。この法規制を満たす商品として、9月以降に発売が開始されます。
新商品は「お〜いお茶 抹茶入り緑茶」の名称で、容量330ミリリットル、店頭想定価格は2.5ユーロ(約400円)です。容器には、プラスチック製キャップを取り外せない設計が施されており、環境への配慮が反映されています。また、製造は現地企業に委託し、欧州市場での迅速な展開を図る計画です。
この動きは、欧州の環境規制が各企業の製品設計に直接影響を与えていることを象徴しています。伊藤園は、日本茶文化のグローバルな普及とともに、環境への取り組みを強化する姿勢を示しています。
SNSでは、「環境配慮が進んだ日本茶、素晴らしい」「欧州での展開が楽しみ」といった好意的な声が寄せられています。また、「抹茶入りのお茶が海外でどのように受け入れられるか興味深い」というコメントも見られ、商品の反響が期待されています。
伊藤園のこの新たな取り組みは、環境規制に対応しながら、世界に向けて日本の茶文化を広めるという挑戦を象徴しています。この製品が欧州市場でどのように受け入れられ、今後の成長にどのようにつながるのか、注目が集まります。