札幌の「かっぱライナー号」、10月から運賃値上げへ—人件費・燃料費高騰を背景に、ネット割引制度も導入

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2024年9月、東急グループのじょうてつ(札幌市)は、JR札幌駅と定山渓温泉を結ぶ乗り合いバス「かっぱライナー号」の運賃を10月から値上げすると発表しました。北海道運輸局に届出済みで、対象となるのは札幌駅と定山渓温泉、豊平峡温泉を結ぶ2路線です。これにより、札幌駅—豊平峡温泉・定山渓車庫前間の運賃は、現行の960円から1,400円へと引き上げられます。今回の改定は、人件費や燃料費の高騰によるコスト増加を考慮したものです。

一方で、値上げと同時に新たな割引制度も導入されます。10月から、じょうてつの公式ホームページで事前予約・決済を行うと、通常運賃より約1割引きで乗車できる「ネット割運賃」がスタートします。利用者にとっては、オンライン決済を活用することでコストを抑えられるメリットが生まれます。

SNSでは、「値上げは厳しいけれど、ネット割があるなら活用したい」「札幌観光に欠かせない路線だから、利便性を維持してほしい」といった意見が寄せられています。一方で、「観光客だけでなく地元住民も使う路線なのに、運賃が一気に上がるのは痛い」「燃料費が下がったら値下げの可能性もあるのか」といった懸念の声も上がっています。

札幌と定山渓を結ぶこのバスは、観光客だけでなく地元の人々にも利用される重要な交通手段です。値上げの影響がどのように現れるのか、そしてネット割運賃の導入によってどれほどの利用者が恩恵を受けるのか、今後の動向に注目が集まります。

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