秋田県は2024年9月2日、総額149億円の一般会計9月補正予算案を公表しました。7月に発生した記録的な大雨による被害への対策費を中心に計上し、補正後の一般会計総額は6026億円となります。この予算案は、9月9日開会の県議会定例会に提出される予定です。
今回の補正予算では、被災者や事業者の支援策として5億円を確保し、さらに農地や生産施設の復旧・再生産支援に4億円を充てました。加えて、土木工事や緊急の治山対策を含む災害復旧事業に104億円を投入し、大規模な復興に向けた取り組みを進める方針です。
同日、県は8月30日時点の豪雨被害の状況を県政協議会で報告しました。農林水産関連の被害額は、主に水稲などの農作物や農地、林地への影響が大きく、185億円を超える規模となっています。また、県と市町村が管理する河川や土木施設の損壊被害は188億円以上に達し、インフラの復旧が喫緊の課題となっています。
SNS上では、「秋田の農業は大丈夫なのか」「復旧が一刻も早く進んでほしい」「国の追加支援も必要では?」といった声が多く寄せられています。大規模な被害を受けた地域の早期回復に向けて、今後の県の対応に注目が集まりそうです。