全国の軽トラ市を運営する団体と愛知大学が、2024年9月4日、石川県輪島市に出張し、能登半島地震からの復興を応援するイベントを開催します。当初は8月31日から9月1日に実施予定でしたが、台風10号の影響で延期となり、日程や内容を一部変更しての実施となりました。
イベントでは、県立輪島高校や仮設住宅の近くに軽トラックを並べ、全国の軽トラ市の名産品を来場者に無償で配布します。軽トラ市が盛んな岩手県雫石町や愛知県新城市、宮崎県川南町に加え、静岡、岐阜、長野の各県の運営者で構成される「軽トラ市でまちづくり団体連絡協議会(軽団連)」が車両2台を準備し、新城市の軽トラ市を研究する愛知大学も1台を提供。会場では名産品の贈呈のほか、軽トラ市の活動を紹介する映像展示も行います。
輪島高校では、学校への寄付に充てる参加費100円の代わりに、来場者が物品を提供する仕組みを導入。運営には愛知大学の学生や教員、新城市や岐阜県下呂市の軽トラ市の運営者、さらには軽自動車メーカーのスズキやダイハツ工業の社員も加わり、来場者との交流を深めます。また、石川県軽自動車協会や日本自動車工業会(自工会)も協力し、地域に寄り添った支援を展開します。
SNSでは「全国の軽トラ市が団結して復興支援するなんて素敵」「ただの物資提供ではなく、地域のつながりを作るイベントになりそう」「名産品を通じて日本各地の温かさが伝わるのが良い」といった温かい反応が寄せられています。軽トラ市は単なる物販イベントではなく、地域コミュニティを活性化する役割も担っています。今回の取り組みが、被災地に元気と笑顔を届けるきっかけになることでしょう。