静岡県磐田市は2024年9月2日、J1リーグのジュビロ磐田と連携し、首都圏在住者を対象とした「移住体験ツアー」を初めて開催すると発表しました。磐田市によると、2024年5月時点で首都圏には約2万3,000人のジュビロ磐田サポーターがいるとされており、この熱心なファン層に向けて磐田市の魅力を発信し、移住促進につなげる狙いです。
ツアーの募集期間は2024年10月10日から30日までで、定員は20人。申し込みが多数の場合は抽選となります。開催日は11月9日から10日の1泊2日で、初日はすでに移住した先輩住民やサポーターとの交流会を開催。その後、ジュビロ磐田とガンバ大阪のJ1リーグ公式戦を観戦し、磐田での生活とサッカー文化の魅力を体感できる内容となっています。2日目は、市内の公園や商業施設を見学し、生活環境をじっくりと知る機会が用意されます。参加費は大人8,300円、小学生以下は5,800円と、家族連れでも気軽に参加しやすい価格設定です。
磐田市の草地博昭市長は「ジュビロ磐田を愛するサポーターの皆さんに、将来的にこの街で暮らしたいと思ってもらえるようなきっかけを作りたい」とコメントしており、今回のツアーが地域活性化と移住促進の新たなモデルケースになることを期待しています。
この取り組みに対し、SNSでは「サッカーと移住が結びつくなんて面白いアイデア!」「ジュビロファンなら磐田に住みたくなる気持ち、すごくわかる」「観戦だけじゃなく、地域の魅力も知れるのがいい」といった反応が寄せられています。磐田市がサッカーファンとのつながりを生かし、どこまで移住促進につなげられるのか、今後の展開に注目が集まりそうです。