パナソニック、太陽光発電と連携する「エコキュート」新機種を発売 電力購入を約2割削減

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パナソニックは、太陽光発電設備と連携して使用する高効率の電気式給湯器「エコキュート」の新機種を2024年10月26日に発売します。新たに日射量の予報と連携し、太陽光発電のピーク時間帯に自動でお湯を沸かす機能を搭載。これにより、従来品と比較して電力会社から購入する電力量を約2割削減できる設計となっています。

従来のエコキュートは、利用者が設定した時間帯にお湯を沸かす仕組みでした。しかし、発電量が少ない時間帯に運転すると電力会社からの電力購入が避けられない課題がありました。今回の新モデルでは、専用アプリを通じて日射量の予測データと連携し、最も発電量が多い時間帯に自動で給湯運転を行うことで、自家消費を最大化し電力コストを抑える仕組みです。

新機種は、給湯圧力やタンク容量の異なる4タイプを展開し、希望小売価格は104万9,400円(工事費別)からとなります。パナソニック傘下の空質空調社・水ソリューションズビジネスユニット(BU)の福永敏克BU長は「電力会社などと協力しながら、消費者に広く提案し、エコキュート市場のさらなる拡大を目指したい」とコメントしています。

一般的なエコキュートは、電気料金の安い夜間にお湯を沸かすのが主流ですが、太陽光発電の電力を活用して昼間にお湯を沸かすタイプは「おひさまエコキュート」と呼ばれています。パナソニックは2022年からこの「おひさまエコキュート」を販売しており、新機種の投入によって、再生可能エネルギーの活用促進を一層強化する方針です。

SNSでは「太陽光発電を活かした節約アイテム、興味ある!」「電気代が高騰している中で、自家消費を増やせるのは魅力的」「環境にも優しくて経済的、導入を検討したい」といった反応が寄せられています。電力の自給自足を目指す家庭が増える中で、こうした最新技術を活用した給湯器の普及がどこまで進むのか、今後の動向が注目されそうです。

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