沖縄で再び発生した米軍兵士の不祥事:ラーメン店シート破損と公務執行妨害で海兵隊上等兵を現行犯逮捕

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2019年6月9日、沖縄の夜の街でまたしても米軍兵士による事件が発生しました。沖縄県警沖縄署は、米海兵隊キャンプ・コートニー(沖縄県うるま市)に所属する上等兵、マシュー・ドガン容疑者(23)を、器物損壊と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したと発表いたしました。この一件は、日米地位協定のあり方や、在沖米軍基地周辺地域における治安問題に一石を投じる事態と言えるでしょう。

事件の詳細は、ドガン容疑者が同県北谷町内のラーメン店において、酔った状態でビニール製の雨よけシート2枚を引き裂いたという器物損壊の容疑で、2019年6月9日午前1時45分ごろに署員によって現行犯逮捕されたことに始まります。さらに、連行された沖縄署内で、留置手続きの最中であった午前3時20分ごろ、別の警察官に対し殴りかかるという行為に及んだため、公務執行妨害の疑いも加わり再逮捕されたとされています。幸い、この警察官に怪我はなかったということです。

「公務執行妨害」とは、公務員が職務を執行するにあたり、暴行や脅迫によってこれを妨害する行為を罰する刑法上の罪のことです。今回のケースでは、警察官による逮捕後の手続きがまさに公務にあたります。ドガン容疑者は、器物損壊については「覚えがない」、公務執行妨害についても「警察官には触っていない」と、いずれの容疑も否認していると報じられております。しかし、目撃情報や現場での状況証拠などから、県警は容疑の特定に至ったものと推察されます。

今回の米兵逮捕のニュースは、沖縄の地域社会に大きな波紋を広げています。SNSでは、「またかという思いでうんざり」「基地がある限り治安の不安はつきまとう」「日米地位協定の見直しは急務ではないか」といった、怒りや諦め、そして根本的な問題解決を求める声が多く見受けられます。一方で、「一部の不心得者によって真面目な兵士も迷惑を被っている」という意見も見られ、米軍基地問題の複雑さが改めて浮き彫りになりました。

私見を述べさせていただきますと、個人の飲酒後の不祥事という側面は否定できませんが、基地の外でこうした事件が頻発することは、地元住民の平穏な生活を脅かす重大な問題です。特に、器物損壊だけでなく、逮捕後の警察官への暴行という「公務執行妨害」にまで発展したことは、法の執行に対する軽視とも取られかねず、極めて遺憾な事態であると言わざるを得ません。在沖米軍当局には、所属兵士への一層厳格な指導と、再発防止に向けた実効性のある対策が強く求められることでしょう。

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