🚀宇宙の未来を創る二大巨頭!スペースXとブルーオリジンの壮大な挑戦

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世界の宇宙開発を牽引するベンチャー企業として、今、特に注目を集めているのが、イーロン・マスク氏率いるスペースXと、ジェフ・ベゾス氏率いるブルーオリジンです。両社の創業者はいずれもIT業界の寵児として巨万の富を築き、その自己資金を投じて宇宙企業を立ち上げました。この二大巨頭は、ロケット開発に重点を置き、最終的な到達点として火星や月への人類移住、そして文明圏の拡大という非常に似通った壮大なビジョンを掲げているのが特徴的でしょう。近年、このライバルとも言える両者の動きが一段と加速しています。

アマゾン創業者でもあるベゾス氏は、2000年にブルーオリジンを創業し、これまでに大型ロケット「ニュー・グレン(New Glenn)」と小型ロケット「ニュー・シェパード(New Shepard)」の開発を進めてきました。そして、2019年5月には、人類が月へ恒久的な拠点を築くための月面着陸船「ブルームーン(Blue Moon)」という新たなビジョンを発表しました。これは、アポロ計画による人類初の月面着陸からちょうど50周年という記念すべき年に発表されたものであり、その意気込みが伝わってきます。

ベゾス氏が同時に発表したもう一つの構想が、地球近傍の宇宙空間に人類が居住するための巨大なスペースコロニーの建設です。彼が描くのは、直径3~6キロメートル、全長30キロメートルにもなる巨大な円筒を回転させることで、内部に人工重力を発生させるというものです。一つのコロニーに数百万人が居住することを想定しており、その規模には圧倒されます。彼が数年前に提唱した「スペースファアリング・シビリゼーション(Spacefaring civilization:宇宙を航行する文明)」という壮大な目標は、地球環境・エネルギー問題の解決策として人類が宇宙へ進出し、新しい文明圏を築くという未来像を示しているのです。

一方、イーロン・マスク氏のスペースXも活動を加速させています。2002年に設立された同社は、大型ロケット「ファルコン9(Falcon9)」を開発し、すでに国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送サービスを実現しています。数ある宇宙ベンチャーの中でも、単なる構想に留まらず、実際の宇宙オペレーションを担い、巨額の売り上げを上げているという点で、スペースXは極めて異例な存在だと言えるでしょう。

スペースXが直近で目指しているのは、ISSへの有人輸送サービスの実現です。これは、民間企業が物資だけでなく、人を宇宙空間へ送り込むサービスを担えるかという点で、米国をはじめ世界中から高い関心が寄せられています。当初、2019年7月には初の有人実証が予定されていましたが、2019年4月の有人宇宙船のエンジン試験で異常が発生したため、今後、スケジュールの見直しが行われる見通しです。

同社が並行して開発を進めている次世代の超大型ロケットは、以前は「BFR」と呼ばれていたもので、その究極の目的地は地球周回軌道を超えた月や火星で、人類を送り込むことです。2019年2月には、開発中のロケットエンジン「ラプター(Raptor)」のフライトモデルを用いた燃焼試験を初めて実施するなど、着実に前進しています。スペースXは、2023年に月への有人打ち上げを、そして2020年代半ばには火星への有人打ち上げを目指すという、大胆な計画を公表しています。

さらにスペースXは、衛星通信を利用した地球規模のインターネットインフラを構築する「スターリンク(Starlink)」プロジェクトも遂行中です。将来的に1万2千機という途方もない数の衛星を打ち上げることを計画しており、2019年5月24日には、その第一弾となる60機の衛星打ち上げに成功しました。なお、ジェフ・ベゾス氏もまた、「プロジェクト・カイパー(Project Kuiper)」という名前で同様の衛星インターネット網構築プロジェクトを進めており、この分野でも両者の競争が激化しつつあります。

SNSでも、この二大巨頭の活動は連日大きな話題となっています。「火星移住が現実味を帯びてきた」「ベゾス氏のコロニー構想はSFのようだ」といった期待の声とともに、「安全性の確保が最優先だ」「これほどの巨大プロジェクトは資金繰りが大変そう」など、様々な角度からの反響が寄せられています。特にスペースXの有人宇宙飛行への挑戦は、「民間が宇宙旅行を担う時代の幕開けだ」と、多くの宇宙ファンや投資家を魅了していると言えるでしょう。

筆者の意見としては、この両社の飽くなき挑戦こそが、人類の未来を大きく変えるフロンティア・スピリットだと感じています。IT長者という圧倒的な資金力と、成功体験に裏打ちされた経営手腕を持つ二人が、人類が抱える資源・環境問題の解決策を宇宙に求めるという発想は、まさに現代における新たな大航海時代を切り開くものだと思います。ロケット開発に留まらず、衛星インフラや居住空間の創造といった多方面へと拡大している彼らの取り組みは、もはや宇宙文明を築くというレベルの挑戦です。A・T・カーニーのプリンシパルとして、またSPACE TIDE代表理事として宇宙産業の最前線を見つめる石田真康氏も指摘するように、今後の彼らの動きから、私たちは片時も目を離すべきではないでしょう。

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