【アシックス人事・組織改編】グローバル戦略を加速!2019年7月1日付、11月1日付の重要異動と機構改革を徹底解説

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スポーツ用品大手アシックスが、2019年7月1日付および2019年11月1日付で重要な組織変更と人事異動を発表いたしました。これは、急速に変化するグローバル市場での競争力を一層強化するための、戦略的な一歩だと考えられます。特に注目されるのは、企業の社会的責任や持続可能性を重視する部署の新設と、地域戦略の再編、そしてITインフラの強化です。

7月1日付の主な人事で、CSR統括部では、CSR・サステナビリティの責任者に吉川美奈子氏が就任いたしました。これは、環境への配慮や社会貢献といった、企業の長期的な成長に不可欠なサステナビリティ(持続可能性)への取り組みを強化する強い意思の表れです。同時に、同統括部に吉本譲二氏が安全品質保証の責任者として異動しており、製品やサプライチェーンにおける安全と品質へのコミットメントを高めていく体制が構築されました。

また、経理財務統括部においては、執行役員の林晃司氏が財務と経理財務統括部長を兼任し、経営の根幹をなす財務戦略を直接指揮する体制が明確になりました。栗林聡氏は業績管理を担当されます。業績管理とは、企業の目標達成度合いを測り、その進捗を管理することで、経営判断をサポートする重要な役割を担う部署のことです。

IT戦略の面では、IT統括部で大きな変更がありました。ソリューションデリバリー部を廃止し、新たにグローバルインフラストラクチャーセキュリティ部が新設されました。執行役員IT統括部長の富永満之氏がその責任者を兼任されます。これは、デジタルトランスフォーメーションが加速する中で、世界規模でのITインフラの安定稼働と、サイバーセキュリティリスクへの対応を最優先課題と捉えている証でしょう。デジタル資産を守ることは、現代の企業経営において非常に重要な要素であります。

製品部門においては、森安健太氏がコアパフォーマンススポーツフットウエア統括部のカテゴリー戦略を担当し、中田善隆氏が新設されたフットウエア生産統括部の資材管理を担当されます。これは、ランニングや競技用といった主力フットウエアの競争力を高めるための商品戦略と、原材料調達の効率化を図るための生産体制強化を両面で推進していく方針が示されたものです。

グローバル戦略を支える地域組織の再編とSNSの反響

今回の発表で特に目を引くのは、地域戦略統括部の大胆な機構改革です。(1)北米地域統括とラテンアメリカ地域統括を統合し、北米地域・ラテンアメリカ地域部として一体運営する体制となりました。この北米・中南米市場を統括する役割を、羽鳥直道氏が担うことになります。広大な南北アメリカ市場を一つの戦略の下で効率的に管理し、地域間の連携を深めることで、販売・マーケティングの最適化を目指しているものと推察されます。(2)また、日本アジア大洋州地域統括と、欧州中東アフリカ地域・ホグロフス統括は、それぞれ部へと名称が変更されています。

これらの組織改革は、アシックスが世界を主要な地域ブロックに分け、それぞれの市場特性に合わせた戦略をより迅速かつ強力に実行していくための、グローバルガバナンスの強化を意図したものと言えるでしょう。各地域の市場への浸透とシェア拡大に向けた、同社の本気度が伝わってまいります。

また、本件に関するSNSでの反響についてです。特に、IT統括部でのグローバルインフラストラクチャーセキュリティ部新設のニュースは、「情報セキュリティへの意識の高さが素晴らしい」「世界的企業として当然の流れ」といった好意的な意見が多く見られました。また、地域戦略統括部の統合についても、「アメリカ大陸全体で戦略を練ることで、より効率的な経営ができるはず」「グローバル企業としての動きが加速している」といった期待の声が寄せられています。

そして、2019年11月1日付の人事では、平川直氏がスポーツスタイルフットウエア統括部のカテゴリー戦略を担当されます。これは、競技用ではない、ライフスタイルとしてのスニーカー市場でアシックスブランドの存在感を高めていくための重要なポストです。

全体として、アシックスは**「グローバル戦略の徹底」「サステナビリティと品質の重視」「デジタルインフラの強化」**という、現代の企業経営における三つの柱をしっかりと固めていく体制を築こうとしていることが明確にわかります。これらの異動と機構改革は、アシックスが今後、世界のスポーツ・アパレル市場でさらなる飛躍を遂げるための、強固な基盤となるのではないでしょうか。

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