🥗健康志向の波に乗る!エスエスケイフーズが藤枝にドレッシング新工場設立へ〜生産能力1.5倍で多様なニーズに対応〜

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静岡市に拠点を置く鈴与グループの食品会社、エスエスケイフーズが、ドレッシングの新たな生産拠点を設立する計画を発表いたしました。これは、近年特に高まっている消費者の健康志向に対応し、ドレッシングに対する旺盛な需要に応えるための重要な一歩と言えるでしょう。新工場が稼働することにより、同社の生産能力は従来の約1.5倍にまで大幅に引き上げられる見込みです。このニュースは2019年6月14日に報じられ、SNS上でも「健康的な食生活をサポートするドレッシングの選択肢が増えるのは嬉しい」「SSKブランドの新しい商品に期待したい」といった、前向きな反響が見受けられました。

新工場は、静岡県と藤枝市が共同で開発を進める「藤枝高田工業団地」内に建設される予定です。同社はこの団地において、最大区画となる約3万3,000平方メートルの用地を取得いたしました。建設は段階的に3期に分けて整備される計画で、まず第1期としてドレッシング専門の工場が新設されます。着工は2020年7月、そして稼働は2021年10月を目指しており、設備投資には数十億円規模の費用が見込まれています。工場設計や製造ラインの自動化設備の導入が、今後本格的に検討されていくことになるでしょう。

現在のエスエスケイフーズは、焼津市に二つの工場を構えており、そのうち一つがドレッシングの主要な生産拠点となっています。この工場では年間2万トンのドレッシングを製造していますが、現状はほぼフル稼働の状態が続いているとのことです。市場の拡大と多様化する顧客のニーズに対応するため、新工場には特に「多品種小ロット」の生産機能が中心に据えられます。これに対して、既存の焼津工場は引き続き大量生産、すなわち「大ロット」での注文に対応する体制となるようです。この分業体制こそが、効率性と多様性を両立させるカギになると思われます。

ドレッシング市場においては、消費者の嗜好の細分化が進み、少量で多種類の商品を求める「小ロット」の需要が顕著に増加しています。しかし、同社の中村悟常務取締役によれば、この小ロットの製造ラインでは「省人化」、つまり製造工程における人の手を減らすことが難しいという課題がありました。特に、商品を容器に充填した後の、段ボールへの箱詰めや最終的な包装作業に多くの人員が必要とされています。新工場では、この充填・包装プロセスにおける自動化を積極的に進めることで、生産効率の大幅な向上を目指す考えです。

エスエスケイフーズは2019年3月期の売上高が約200億円に達しています。同社の事業の柱は、他社ブランド製品を製造するOEM(オーイーエム:Original Equipment Manufacturer、相手先ブランドによる生産)や、小売業者の独自ブランド製品を製造するPB(プライベートブランド)商品が中心です。その一方で近年は、自社の「SSKブランド」の強化にも注力しており、例えばカロリーを抑えたマヨネーズや、地元の食材を活用した個性豊かなドレッシングなど、家庭用と業務用の合計で約150品種もの幅広い商品ラインアップを取り揃えている状況です。

ドレッシングを巡る市場環境は非常に追い風と言えるでしょう。全国マヨネーズ・ドレッシング類協会の統計によると、マヨネーズ・ドレッシング類の生産量は約10年にわたって増加傾向を維持しています。直近の2018年は、野菜価格が高騰した影響でわずかに減少しましたが、それでも過去最高だった2017年と並んで41万トンを超える高い水準を維持しています。特に油を使用しない「ノンオイル」ドレッシングや、健康効果を表示できる「機能性表示食品」など、健康志向に対応した商品のニーズは非常に高く、今後もドレッシング市場は堅調に拡大していくと見られています。この状況下で、エスエスケイフーズの新工場設立は、市場の成長を確実に取り込み、さらに一歩抜きん出るための極めて戦略的な投資であると私は確信しています。

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