🔥米中貿易摩擦で揺れる銅相場の行方!🤔世界最大の需要地・中国経済の減速が価格に与える深刻な影響とは?

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2019年6月15日現在、国際的な商品市場、特に非鉄金属の代表格である銅の価格が、米中間の貿易摩擦激化のあおりを受け、軟調な展開を続けています。かつては両国間の交渉が円滑に進み、緊張が緩和するという楽観的なムードが市場を包んでいましたが、その期待は急速にしぼんでしまいました。専門家は、中国における銅需要の減速が、この相場軟化の大きな要因だと指摘しています。

住友商事グローバルリサーチの本間隆行氏によれば、米国が既に実施、あるいは検討している中国製品への関税引き上げ措置が、家電やスマートフォンといった主要製品の製造や出荷の落ち込みを招く可能性が高いとのこと。これらの電子部品には、電気伝導性に優れた銅が多量に使用されているため、結果として市場は銅の需要がさらに鈍化することを強く警戒している状況です。

もちろん、中国政府も景気のテコ入れ、すなわち経済活動を活性化させるための策として、大規模な減税を打ち出しています。しかし、その効果がすぐに現れるかというと、本間氏は懐疑的な見方を示しています。なぜなら、個人消費は即座には回復せず、製造業における銅需要の急激な回復にもつながりにくいからです。実際、新車販売の減速傾向が続いていることからも、その懸念は裏付けられます。世界全体の銅消費量の約5割を占めるという巨大な中国市場の需要が、すぐに力強く持ち直す具体的なイメージは、現時点では描けていないというのが正直なところでしょう。

📉投資資金も逃避!銅価格に重くのしかかる市場心理

こうした中国経済の先行き不透明感は、金融市場にも顕著な影響を与えています。ロンドン金属取引所(LME)の先物市場では、ヘッジファンドなどの投機筋、つまり短期的な価格変動を狙って売買を行う投資家たちが、売り越しを大幅に膨らませているのです。これは、多くの投資家が今後、銅価格がさらに下落すると予想し、手持ちのポジションを解消したり、売りから入ったりしていることを意味します。

本間氏は、中国経済がすぐに力強く持ち直す見通しがない限り、中国の銅需要が弱いまま推移するという見解を変えていません。このような状況では、当然ながら投資資金の流入も細り、相場は上昇する勢いを完全に失ってしまいます。つまり、需給バランスだけでなく、市場のセンチメント(投資家の心理)も銅価格の大きな重荷となっているのです。

この相場状況を受けて、私、メディア編集者としての意見を述べさせていただきます。銅は「Dr. Copper(ドクター・カッパー)」とも呼ばれ、その価格が世界経済の体温を示す先行指標とされています。今回のような価格軟調は、単なる商品市場の一現象ではなく、世界経済の減速リスクを強く示唆していると捉えるべきでしょう。特に中国の需要減速は、単に銅市場だけでなく、資源輸出国や関連産業全体に波及する可能性を秘めているため、今後の展開には細心の注意が必要です。

💰相場はしばらく軟調予想!LME価格の節目とは?

具体的な相場の見通しについて、本間氏は警鐘を鳴らしています。現在のLME3カ月先物価格は1トンあたり5800ドル台前半で推移しており、これは年初来の安値圏にあります。供給面においては、価格を押し上げるような特段の制約、たとえば大規模な鉱山のストライキや操業停止などは見当たらないため、この軟調な相場はしばらく続く公算が大きいとのことです。

市場の抵抗線となる上値、つまり価格が上昇してもそこから反転しやすい水準については、1トンあたり6300ドル程度が当面の限界ではないかという厳しい見方が示されています。現在の国際情勢と中国の経済状況を総合的に見れば、短期間でこの水準を大きく超えていくような力強い材料は見当たらないというのが、専門家の冷静な判断でしょう。市場参加者は、しばらくの間、下値を探る展開を覚悟する必要がありそうです。

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