🚨訪日客直撃!G20大阪サミットに伴うコインロッカー閉鎖と手荷物検査の厳戒態勢、インバウンド観光はどうなる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

2019年6月28日、29日に大阪で開催される「20カ国・地域首脳会議」、通称「G20サミット」の開催が目前に迫り、テロ対策の一環として関西の主要な駅や観光施設では厳戒態勢が敷かれています。特に、訪日外国人旅行者、すなわちインバウンド観光客に大きな影響を与えているのが、主要駅におけるコインロッカーの使用停止措置です。普段、1日におよそ87万人もの人々が利用するJR大阪駅でも、6月24日からのコインロッカー使用停止を伝えるポスターが、英語・中国語・韓国語で掲示されており、開催を知らなかったという外国人観光客からは、困惑の声が上がっているといいます。

現在、大阪はインバウンド観光の拠点として非常に人気の高い都市となっており、大阪観光局のデータによれば、2018年に大阪を訪れた外国人観光客の数は約1142万人と、わずか4年間で3倍にも増加しました。その9割を占めるのは、中国や韓国をはじめとするアジア諸国からの旅行者で、彼らの多くが大阪をベースに京都や神戸といった周辺都市を訪れるという旅行スタイルを取っています。通常、ホテル宿泊者は荷物を一時的に預かってもらえますが、民泊を利用する観光客にとっては、コインロッカーは荷物の一時預かりに欠かせない存在です。

サミットの開催時期がちょうど梅雨の真っ只中と重なることも、観光客にとっては悩ましい問題となっています。アジア圏からの観光客に人気の大阪・難波では、中国からの観光客の女性が「日本の6月は雨が多く、ロッカーがなければ民泊利用者は本当につらい」と話し、この状況を「荷物を減らして行った方がいい」とSNSに投稿するとしています。また、友人3人と来日した中国の女子大学院生(23)は、「G20期間中も旅行者は多いはずなので、臨時の預かり所を作るべきではないでしょうか」と、行政への要望も示し、困惑の色を隠せない様子です。

こうしたコインロッカーの使用停止措置は、大阪市内だけでなく、関西国際空港など空の玄関口を含む関西の主要駅へと広がりを見せています。さらに、外国人観光客に人気の高い観光施設でも、厳重な警備が敷かれています。例えば、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市)では6月27日から30日までロッカーを閉鎖し、大きなスーツケースなどの持ち込みを控えるよう呼びかけるとともに、手荷物検査も実施するということです。また、大阪のシンボルである「通天閣」でも、27日から29日までロッカーを閉鎖し、手荷物検査が行われるなど、物々しい警戒態勢が敷かれる見込みです。

このような状況下で、観光客の注目を集めているのが、店舗の空きスペースを活用して荷物を預かるシェアリングサービス「エクボクローク」です。このサービスは、スマートフォンから近くの預け入れ可能なスペースを検索できるというもので、運営会社のエクボ(東京)は、受け入れ可能なスペースを増やし、預かり事業者に対しても荷物の確認を徹底するよう注意喚起を行っています。このような民間の新たなサービスが、一時的な混乱を乗り切る一助となるでしょう。

インバウンド観光客の混乱を防ぐためには、正確な情報が伝わるよう徹底した周知が鍵となります。大阪観光局は、G20関連情報をホームページやSNSを通じて積極的に発信しており、関西の鉄道11社も、ポスターや車内放送で乗客への協力を呼びかけています。観光局の担当者は、「訪日予定の外国人に周知を徹底し、なるべく市内の混乱を防ぎたい」と意気込みを見せていますが、訪日客への情報伝達が十分にできているかについては、まだ不透明な部分があります。

鉄道各社は、警備上の理由からロッカー閉鎖の具体的な駅名を公表できないという実情もあり(JR西日本)、情報の周知は一筋縄ではいかない状況です。6月末は観光のハイシーズンではないものの、増加し続ける訪日客にとって、一時的な「足かせ」となることは避けられそうにありません。このような国際的なイベント開催に伴う安全対策は極めて重要ですが、観光客にとっての利便性も同時に考慮し、臨時の手荷物預かり所設置など、柔軟な対応策も検討していくべきではないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*