学生への大声叱責や発表中のスマホ操作は許されない!九大が農学研究院の教授をアカハラで戒告処分

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2019年6月14日、九州大学は、指導する学生に対してアカデミック・ハラスメント、略して「アカハラ」を行ったとして、農学研究院に所属する60代の男性教授を戒告の懲戒処分にしたと公表しました。処分が発令されたのは、その3日前の6月11日のことです。今回の件は、学生の学びの場における指導のあり方に一石を投じる事態と言えるでしょう。

大学側がアカハラと認定した行為は複数にわたります。最も深刻なものの一つは、指導を受けていた修士課程の男子学生に対し、大声で𠮟りつけるという行動です。指導教員という立場を利用し、学生の人格を傷つけるような言動を繰り返すことは、教育的指導の範疇を明らかに逸脱していると断言できます。また、この教授は学生に注意を促すメールを送信する際、本来知る必要のない他の関係者も閲覧できる状態にして送っていました。これは学生のプライバシーを侵害し、精神的な圧力をかける行為に他ならないでしょう。

さらに、教育者としてあるまじき行為として注目されたのは、学生が研究発表を行っている最中にも関わらず、スマートフォンの画面を見続けていたという点です。研究発表は学生が自身の成果をまとめ、論理的に説明し、教員からのフィードバックを得るための極めて重要な機会です。そのような場で教員が発表に集中せず、スマートフォンを操作し続ける姿勢は、学生の努力を軽視していると受け取られても仕方ありません。学生の学びに対する熱意を踏みにじるような行為であり、教育者としての資質が問われる事態であると考えます。

この報道がなされた際、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上でも大きな反響がありました。「教員が学生を𠮟ることはあっても、大声での𠮟責や人前での晒し上げはパワハラやアカハラでしかない」「発表中にスマホを見るなんて、学生に対してあまりにも失礼だ」といった、教授の行動に対する批判の声が多く見受けられました。アカハラは学生の研究意欲や精神衛生に深刻な影響を及ぼすものであり、今回の九州大学による迅速な対応は、ハラスメントを許さないという毅然とした姿勢を示すものとして評価できるでしょう。

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