日本の美意識を宿す「和紙」の独特な風合いと質感を、塗るだけで手軽に再現できる画期的な塗料が誕生します。これは、老舗塗料メーカーの日本ペイントホールディングス(HD)が開発した「和紙調塗料」で、2019年内にも国内外での発売が予定されています。この新素材は、従来の和紙では難しかった金属やプラスチックといった多岐にわたる素材に対応できるだけでなく、照明や置物のような曲面を持つ装飾品にも柔軟に適用できる点が大きな魅力と言えるでしょう。訪日外国人観光客の増加に伴い、和の雰囲気を店舗や施設に取り入れたい小売店や飲食店などの需要をしっかりと捉えるものと期待されています。
この「和紙調塗料」の最大の秘密は、そのユニークな構造にあります。具体的には、長さがおよそ1ミリメートルというごく短いポリエステル繊維が塗料の中に均一に混ぜ込まれているのです。この繊維が立体的な凹凸を生み出し、本物の和紙を思わせる温かみのある、ざらりとした触り心地を忠実に再現しています。さらに、特殊な樹脂でこのポリエステル繊維一本一本をコーティングすることで、塗料内で繊維同士が偏って固まってしまうのを防ぐ、という緻密な技術が用いられています。これにより、均一で美しい「和紙調」の仕上がりを実現しているのです。価格帯は一般的な内装用塗料と同程度になる見込みで、手軽さも兼ね備えた製品と言えるでしょう。
✨SNSでも話題沸騰! 和の空間演出がもっと身近に✨
この革新的な塗料は、SNS上でも「これならDIYで和室風にできそう!」「職人さんじゃなくても手軽に和モダンな内装が作れるのはすごい」「日本の技術力が詰まっている」といった、ポジティブな反響を呼んでいます。従来の和紙を内装に施す場合、和紙をきれいに張り合わせるには熟練の技術とかなりの作業時間を必要としました。しかし、この塗料を使えば、その作業時間を大幅に短縮できるため、工期の削減にも大きく貢献するでしょう。この手軽さが、和風インテリアを求める多くの人々の心をつかんでいる要因と考えられます。
日本ペイントHDの担当者様によると、日本の小売・飲食店や宿泊施設での利用はもちろんのこと、「日本文化を愛好する海外の消費者様の自宅内装用としても需要が見込める」とのことです。日本の「おもてなし」の心を体現する、繊細で美しい和の空間は、今や世界的なトレンドとなっています。この「和紙調塗料」は、日本の技術が世界へ向けて発信する、新しいインテリアデザインの可能性を秘めているのではないでしょうか。私は編集者として、この塗料が国内外の様々な空間を、より豊かで魅力的な「和」の美で彩ることを大いに期待しています。