建物の表情が劇的に変わる!理研軽金属工業が提案する「リズムが生まれるスパンドレル」の立体美とは?

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建築デザインの世界に、今までにない新しい風が吹き込まれようとしています。アルミニウム製品の加工や販売において高い技術力を誇る理研軽金属工業(静岡県静岡市)が、アルミ製化粧板「スパンドレル」のラインナップを大幅に拡充したことを発表しました。2019年09月21日付で公開された情報によると、同社は建物の外壁や天井に豊かな表情を与える革新的な製品の展開を開始しています。

そもそも「スパンドレル」とは、金属板の端を折り曲げて、はめ込み式でつなぎ合わせる外装材や内装材のことです。通常、この建材はフラットな平面を構成するために用いられますが、今回の新製品は「組み合わせ」によって表面にドラマチックな凹凸を生み出せるのが最大の特徴でしょう。他社との明確な差別化を図るこの戦略は、画一的なビル建築に一石を投じることになりそうです。

2019年09月に受注をスタートした「リズムが生まれるスパンドレル」は、壁面からの高さが23ミリメートルと38ミリメートル、さらに面の幅が30ミリメートルと50ミリメートルの計4品目がラインナップされました。これらを既存の高さ13ミリメートルタイプとパズルのように組み合わせることで、光の当たり方によって刻一刻と変化するシャープな影を壁面に描き出すことが可能になります。

SNS上では建築関係者を中心に、「アルミでここまで立体感を出せるのは面白い」「外装のバリエーションが広がる」といった期待の声が寄せられています。これまでのスパンドレルといえば、平滑で美しい面を作ることが当たり前とされてきました。しかし、現代の建築現場では「より個性的で立体的な表現をしたい」というデザイナーの熱い要望が高まっており、そのニーズに見事に応えた形です。

業界初とも言われるこの立体型スパンドレルは、表面の仕上げも非常に多彩です。耐食性や硬度を高める「アルマイト加工(陽極酸化処理)」をはじめ、自由な色を表現できる塗装、さらには温もりを感じさせる木目シート仕上げにも柔軟に対応しています。これにより、都会的でクールなオフィスビルから、意匠性の高い公共施設まで、幅広いシーンでの活躍が期待できるでしょう。

私自身の見解としても、この「リズム」というコンセプトは非常に優れていると感じます。単なる建材を「音やリズム」として捉え直すことで、建築物はただの箱ではなく、街並みに表情を与えるアートへと昇華されるからです。同社は今後、設計事務所や特約店に向けて積極的にこの魅力を売り込んでいく方針ですが、私たちの街に凹凸の美しいモダンな建物が増える日はそう遠くないかもしれません。

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