2019年10月1日に控えた消費税率の引き上げを目前に控え、喫茶店チェーン大手のコメダホールディングスが驚きの戦略を打ち出しました。なんと全国の「コメダ珈琲店」において、ブランド史上初となるお子様向けメニュー「だいすきプレート」の提供を開始するのです。これまでシニア層やビジネスパーソンに親しまれてきた同店ですが、この増税という転換期を逆手に取り、ファミリー層を新たな主役として迎え入れる準備を整えています。
新登場する「だいすきプレート」は、2019年10月1日から税込み510円という非常にリーズナブルな価格で発売されます。3種類のサンドイッチから2つ、4種類のドリンクから1つを選べるスタイルで、お子様が食べやすいサイズに工夫されているのが特徴です。SNS上では「コメダの逆写真詐欺(メニューより実物の方が大きいこと)がお子様ランチでも発動するのか」といった期待の声が早くも上がっており、大きな注目を集めています。
看板メニュー「シロノワール」は実質値下げ!お得感を打ち出す価格戦略
さらに注目すべきは、看板デザートである「シロノワール」などの主力フード商品に関する価格設定でしょう。コメダは増税後も顧客が支払う税込み価格を据え置く方針を決定しており、これは実質的な値下げを意味します。例えば650円のシロノワールは、税率10%計算では本体価格が引き下げられることになり、10円以上の割安感が生じる計算です。お財布に優しいこの施策は、増税による買い控えを懸念する消費者にとって、心強い味方となるに違いありません。
一方で、コーヒーについては420円から430円へと10円の値上げに踏み切ります。しかし、単なる値上げではありません。豆の種類を高級なアラビカ豆100%へと刷新し、品質を劇的に向上させるのです。ここでは「SDGs(持続可能な開発目標)」、つまり環境や社会に配慮し、生産者が正当な利益を得られる持続可能な仕組みで作られた豆が採用されます。価格改定を、価値の向上と社会貢献に繋げる姿勢には、老舗ブランドとしての誇りと覚悟が感じられますね。
2019年6月には青森県への出店を果たし、ついに全国47都道府県への展開を完了させたコメダ。2020年3月には全店での禁煙推奨も予定されており、タバコの煙を気にするお父さんやお母さんも、より安心して子供を連れて行ける空間へと生まれ変わるでしょう。個人的には、増税を「守り」ではなく「客層拡大の攻め」に転換するこの柔軟さこそが、コメダが愛され続ける理由だと確信しています。新メニューを囲む家族の笑顔が、これからの店舗を彩ることでしょう。