2019年09月23日現在、世界情勢は大きな転換点を迎えています。中国とロシアが軍事的な連携を急速に強めており、両国の親密なアピールは明らかに米国を強くけん制する狙いがあるでしょう。この動きは単なる二国間の協力に留まらず、日本を含む北東アジア全体の安全保障に深刻な影を落としています。
直近ではロシア南西部において、6日間にわたる大規模な軍事演習が展開されました。中国側の報道によれば、1600人の兵士に加えて航空機やヘリコプターが投入されており、2年連続でこれほど大規模な共同訓練が行われた事実は見逃せません。力による現状変更を厭わない姿勢が鮮明になっています。
前倒しされる「世界一流の軍隊」への野望
中国は軍の「現代化」という目標を、当初の予定より15年も早い2035年に達成すると宣言しました。この「強軍路線」は南シナ海の軍事拠点化にも現れており、米国の強い警戒を招く結果となっています。米中貿易戦争が激化する背景には、こうした習近平政権の強硬な軍拡志向があるのです。
2019年夏に発表された国防白書では、協力相手として唯一ロシアの名が挙げられました。2018年秋に行われた大規模演習「ボストーク(東方)2018」への初参加を強調するなど、中ロの蜜月ぶりは際立っています。軍事技術の応用を見据えた両国の接近は、まさに世界のパワーバランスを揺るがしています。
AI・ロボット分野でのハイテク協力の脅威
注目すべきは、2019年09月の定期首相会談で合意されたハイテク分野での協力です。人工知能(AI)やロボティクスなど、次世代の戦場を支配する「自律型システム」の開発で両国が手を組みました。ロシアの伝統的な軍事技術と中国の最新IT能力が融合すれば、米国にとっても未曾有の脅威となるはずです。
SNS上では「かつての中ソ対立を知る世代には信じられない光景だ」「日本周辺での合同パトロールは看過できない」といった不安の声が広がっています。確かに、日本海や東シナ海での初の合同飛行は、我が国の防衛能力を試すような挑発行為であり、私たちはこの現実を直視しなければなりません。
しかし、中ロの協力が永遠に続くとは限りません。ロシアの影響下にある中央アジアへ中国が浸透している現状に、ロシア国内では中国への警戒感も根強く残っているからです。私は、こうした両国の「同床異夢」な側面を冷静に見極めることこそが、今後の外交戦略の鍵になると確信しています。
日本は今、米国との同盟関係をこれまで以上に強固にし、中ロの変化を緻密に分析する必要があります。2019年09月23日のこの緊迫感を忘れることなく、多角的な防衛体制を構築することが求められているでしょう。一時の感情に流されず、冷静かつ毅然とした対応を貫くべき時なのです。