低価格ロケットの革命児!インターステラテクノロジズ稲川社長が挑む「ラズパイ」活用の衝撃と宇宙開発の新常識

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北海道大樹町から宇宙を目指す民間ロケットベンチャー、インターステラテクノロジズ。その舵取りを担う稲川貴大社長が、従来の宇宙開発の常識を根底から覆すような、大胆なコスト削減案を打ち出しています。その鍵を握るのが、手のひらサイズの超小型コンピューター「ラズベリーパイ(通称:ラズパイ)」のさらなる活用拡大です。

2019年09月23日、稲川社長は「ロケットであっても、もっとラズパイを組み込めるはずだ」と意欲を語りました。ラズパイとは、もともと教育用に開発された低価格なコンピューターボードのことです。専門的な部品に頼らず、私たちが日常的に触れる汎用技術をロケットへ転用することで、天文学的だった打ち上げ費用を劇的に抑えようとしています。

実際に、同社のロケットに搭載されているカメラシステムには、既にこのラズパイが採用されています。驚くべきはその価格で、わずか1台5,000円程度。宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが使用する従来製品と比較すると、なんと1,000分の1という圧倒的なコストパフォーマンスを実現しており、業界に衝撃を与えているのです。

この徹底した低価格路線を象徴するエピソードも明かされました。営業に訪れた大手機器メーカーの担当者に対し、稲川社長が「5,000円以下なら採用を検討します」と告げたところ、相手はあまりの安さに顔を引きつらせてしまったといいます。この苦笑い混じりの逸話は、宇宙開発が「国家プロジェクト」から「ビジネス」へ変貌する過渡期であることを物語っています。

SNS上では、この「5,000円ロケット部品」のニュースに対し、「身近な技術で宇宙へ行く発想が痛快だ」「日本の製造業が見失ったコスト意識がここにある」といったポジティブな反応が続出しています。従来の常識に縛られないこの姿勢こそが、停滞しがちな日本の宇宙ビジネスを加速させる起爆剤になることは間違いありません。

民生品の活用が切り拓く「誰もが宇宙へ手が届く」未来

私個人の見解としても、稲川社長の戦略は極めて合理的かつ挑戦的だと感じます。これまでの宇宙産業は、極限状態での信頼性を担保するために、専用設計の超高額部品を使うことが「当たり前」とされてきました。しかし、現代の電子機器の進化スピードを考えれば、安価な民生品を工夫して使う方が、結果的に開発サイクルを早める利点もあります。

もちろん、宇宙空間という過酷な環境において、家庭用に近いコンピューターを動かすには高度な実装技術が求められるでしょう。しかし、失敗を恐れずに挑戦を続けるインターステラテクノロジズの姿勢は、まさに「宇宙をより身近な存在にする」という志の現れです。彼らが成功すれば、宇宙輸送の価格破壊が起こり、私たちの生活も劇的に変わるはずです。

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