農業の未来を変えるドローン活用術!2019年最新の規制緩和と人手不足解消への期待

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日本の農業界において、ドローンの存在感はかつてないほど高まっています。2019年09月23日現在、農薬散布や作物の生育状況を把握する「リモートセンシング(遠隔からセンサーで状態を観測する技術)」への活用が急速に拡大中です。深刻な高齢化と労働力不足に直面する農村部にとって、この最新テクノロジーはまさに救世主といえるでしょう。SNS上でも「重いタンクを背負う作業から解放される」「ゲーム感覚で農業ができる」と、若手農家を中心に期待の声が溢れています。

2018年度の国内実績を振り返ると、ドローンによる農薬散布面積は約2.7万ヘクタールに達しました。今後の展望として、病害虫の早期発見や鳥獣害対策といった高度な技術開発も加速する見通しです。こうした流れを受け、政府は普及を阻んでいた壁を次々と取り払っています。ドローンは国土交通省が管轄する「航空法」の対象ですが、現場の切実な声に応える形で、2018年06月以降、農業特有の事情に合わせた大胆なルール見直しが段階的に進められてきました。

特に注目すべきは、散布作業における安全確保の合理化です。従来、ドローンから農薬や肥料を投下する際は、操縦者とは別に周囲を監視する「補助者」の配置が必須でした。しかし、新たな運用ルールではこの義務が撤廃されています。代わりに、万が一の墜落に備えた「緩衝区域(立ち入り禁止エリア)」の設定や、看板による注意喚起を行うことで、少人数での効率的な作業が可能となりました。この新基準は、国交省が2019年07月末に公表した最新の飛行マニュアルから適用されています。

申請手続きの簡素化と電波利用のさらなる可能性

手続きの透明化も大きな前進を見せています。これまでは特定の団体を経由しなければ許可が得られないといった誤解が現場にありましたが、そうした古い指針は廃止されました。現在はメーカーやディーラーによる代行申請も推奨されており、最新機種を導入しやすい環境が整っています。また、農薬取締法の改正によって、ドローンで散布可能な薬剤の種類も増加する予定です。農家が自分の圃場に最適な選択をできる幅が広がるのは、生産性の向上に直結する素晴らしい変化だと私は確信しています。

残された課題は「電波法」との兼ね合いです。現在、上空での携帯電話回線の利用は、地上基地局への干渉を避けるため制限されています。しかし、総務省による技術検証が進められており、これがクリアされれば、ドローンが撮影した高精細な映像をリアルタイムで転送できるようになるでしょう。2019年03月には「農業用ドローン普及拡大に向けた官民協議会」も発足し、2022年度までに散布面積を100万ヘクタールへ広げる意欲的な目標が掲げられました。農業のスマート化は今、まさに加速しています。

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