人間国宝の志野茶碗から九谷焼の至宝まで!日経アートが贈る「陶磁器・工芸品特選頒布」の全貌

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2019年09月23日、芸術を愛する方々にとって見逃せない特別なニュースが届きました。日経アートが、陶磁器やブロンズ、漆芸、さらには加賀友禅といった多岐にわたる工芸品を網羅した珠玉のカタログを完成させたのです。選りすぐられた50名の作家による約100点もの作品が一堂に会するこの企画は、まさに日本の伝統美を凝縮した贅沢な内容といえるでしょう。

今回の目玉として注目を集めているのは、志野焼の再興に心血を注いだ大家、荒川豊蔵氏による「志野茶碗」です。志野釉(しのぐすり)と呼ばれる白い長石釉と、土に含まれる鉄分が酸化して生まれる赤色の対比は、見る者の心を揺さぶるほどに鮮やかです。SNS上では「写真からも伝わる圧倒的な質感に、思わず息を呑んだ」といった感銘の声が次々と上がっており、その格調高い佇まいが大きな話題を呼んでいます。

また、日本で初めて人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された濱田庄司氏や、陶磁研究家としても名高い小山冨士夫氏など、歴史に名を刻む巨匠たちの茶碗が厳選されています。人間国宝とは、卓越した伝統の技を高度に体現する個人を国が指定する制度であり、彼らの手から生み出された作品は、単なる道具の域を超えた精神の結晶です。これほどの逸品を自宅で愛でる機会は、滅多に訪れるものではないはずです。

独創的な感性が光る現代作家の作品も見逃せません。加山哲也氏の「鉄絵金彩鍬形虫文 茶壷」は、日本画の素養を活かした大胆な構図が特徴的です。少年時代から親しんできた昆虫をモチーフにするという斬新なアプローチは、伝統の中にも遊び心を感じさせます。さらに、九谷焼の特集では、三代徳田八十吉氏が確立した「彩釉磁器(さいゆうじき)」の鮮やかな色彩のグラデーションが、磁器の可能性をどこまでも広げています。

私は、こうした本物の工芸品に触れることは、多忙な現代において自分自身を整える貴重な儀式になると確信しています。酒井田柿右衛門氏や藤原雄氏といった物故作家の希少な遺作から、氷裂文様が美しい南正剛氏のような現役作家の力作まで、時代を超えた美の競演が楽しめるでしょう。どの作品も数に限りがありますので、少しでも心に響くものがあれば、2019年09月23日より受付が開始されている無料カタログを、お早めにお取り寄せになることをお勧めします。

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