経済の視点で紐解く幕末のロマン!作家・幸田真音氏が語る「歴史の真実」と幻の湖東焼の魅力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

歴史の教科書に並ぶ年号や人名に、かつて苦手意識を抱いていたという方は意外と多いのではないでしょうか。ベストセラーを次々と世に送り出している作家の幸田真音氏も、実は子供時代には歴史に対してあまり関心が持てなかったと明かしています。しかし、作家として日本の近代史を「経済」という独自の切り口から検証し始めたことで、その景色は一変したようです。数字や流通、人々の欲望が絡み合う経済の視点を取り入れることで、静止画だった過去が躍動感あふれる物語へと姿を変えたのでしょう。

現在、幸田氏は精力的にシリーズの第4作目を執筆中ですが、その原点とも言える第1作目は幕末の彦根を舞台にした物語です。そこで描かれたのは、かつて実在しながらも歴史の表舞台から姿を消した、幻の「湖東焼(ことうやき)」を巡る人々の営みでした。ここで言う湖東焼とは、現在の滋賀県彦根市付近で焼かれていた磁器のことで、幕府の大老・井伊直弼が深く関わっていたことでも知られています。当時の最先端技術が注ぎ込まれたこの焼き物は、まさに芸術と経済が交差する象徴的な存在だったのです。

インターネット上のSNSでも、この「経済から見た歴史」というアプローチには大きな反響が寄せられています。「ただの暗記物だと思っていた歴史が、お金の流れを知るだけでこんなに生々しく感じられるなんて驚きだ」といった声が多く見受けられました。専門用語で言う「経済史」とは、単なる過去の記録ではなく、先人たちがどう生き、どう社会を豊かにしようとしたかの足跡に他なりません。幸田氏の作品が多くの読者を惹きつけてやまないのは、私たちが生きる現代と同じ熱量を、過去の中に見出しているからだと言えるでしょう。

編集者である私個人の見解としては、歴史を学ぶ意義は「正解」を見つけることではなく、幸田氏のように自分なりの「視点」を持つことにあると感じます。2019年09月25日現在、混迷を極める現代社会において、幕末という激動の時代を経済の側面から見つめ直す作業は、未来を切り拓くための強力なヒントになるはずです。かつての彦根で職人たちが湖東焼に情熱を注いだように、私たちもまた、自分たちの時代の「価値」をどこに見出すべきかを問い直されているのかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*