サウジアラビア石油施設襲撃の衝撃!ドローンによる「数」の暴力が塗り替える現代戦争の最前線

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2019年09月14日の未明、世界中を震撼させる衝撃的なニュースが飛び込んできました。サウジアラビアの心臓部ともいえる石油生産施設が、正体不明の勢力による大規模な攻撃を受け、甚大な被害を被ったのです。軍事の専門家たちがかねてより警鐘を鳴らしていた「無人機による飽和攻撃」という悪夢が、私たちの想像を遥かに上回るスピードで現実のものとなってしまいました。

サウジアラビア国防省が2019年09月18日に行った発表によれば、この奇襲には18機の「デルタウィング型」無人攻撃機と、7発の「ヤ・アリ」巡航ミサイルが投入されたとのことです。ここで注目すべき「デルタウィング型」とは、三角形の翼を持つ飛行物体のことで、ステルス性や飛行安定性に優れているのが特徴です。安価なドローンが精密な兵器として機能する時代の到来を、世界は突きつけられたといえるでしょう。

防衛網を無力化する「安価な脅威」の正体とSNSの反応

SNS上では、最新鋭の防空システムを誇るサウジアラビアがなぜ防げなかったのかという驚きの声が広がっています。「高額な迎撃ミサイルで、安価なドローンをすべて落とすのはコスト的に不可能ではないか」といった冷静な分析も目立ち、これまでの国防の常識が根底から覆されようとしている状況が伺えます。従来のレーダーでは捉えにくい小型機の群れは、まさに現代の「空の忍者」とも呼ぶべき存在です。

私は、今回の事態を単なる一地域の紛争として片付けるべきではないと考えています。数千万円のドローンが、数兆円規模の経済損失を生み出すという「非対称な戦い」の構図は、極めて不気味です。軍事技術の民主化が、国家レベルの防衛網を容易に無力化してしまうリスクに対して、私たちはまだ共通の防衛策や反撃のルールを持ち合わせていないのが実情ではないでしょうか。

今回の攻撃は、物理的な破壊以上に「いつどこで襲われるか分からない」という心理的な恐怖を世界に植え付けました。無人機というテクノロジーが、平和を脅かす矛になるのか、それとも守るための盾となるのか、今まさに大きな転換点を迎えています。2019年09月25日現在、国際社会はこの新たな脅威に対して、一刻も早い連帯と新しい安全保障の枠組みの構築を迫られていることは間違いありません。

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