東京五輪を狙うサイバー攻撃を阻止せよ!金融庁が120社超と挑む過去最大級の防御演習「デルタ・ウォール」の全貌

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2020年の東京五輪開催まで残り1年を切り、世界中から注目が集まる中で、日本の金融システムを守るための「総点検」が幕を開けます。金融庁は、来月である2019年10月より、銀行や保険会社など約120社もの金融機関を一斉に集めた過去最大規模のサイバーセキュリティ演習を実施することを決定しました。この大規模な取り組みは、祭典の熱狂に乗じた悪意ある攻撃から、私たちの暮らしと資産を守り抜くための重要な試金石となるでしょう。

今回の演習で特に重点が置かれているのは、サーバーに膨大なデータを送りつけてパンクさせる「DDoS(ディドス)攻撃」への対策です。これは、特定のWebサイトやシステムに対して、許容量を超える大量のアクセスを意図的に集中させ、サービスをダウンさせる攻撃手法を指します。もしATMやネットバンキングが停止すれば、社会的な混乱は避けられません。金融庁はシステムが停止した最悪の事態を想定し、迅速な応急処置や顧客への誠実な情報提供の手順を、実戦さながらに確認する方針です。

業界全体の底上げが急務!SNSでも期待と不安が交錯する大規模演習

この異例とも言える広範囲な演習に対して、SNS上では「五輪期間中に送金ができなくなったら困るから、今のうちにしっかり鍛えてほしい」といった期待の声が上がる一方で、「一社でも脆弱な場所があればそこが狙われるのでは」という鋭い指摘も見受けられます。サイバー防衛において、セキュリティの強度は「最も弱い鎖の輪」で決まると言われており、業界全体のレベルを均一に引き上げることが、今回の2019年10月の演習における真の狙いと言えるのではないでしょうか。

編集者の視点から見れば、今回の金融庁の動きは単なる「予行演習」以上の意味を持っています。攻撃の手口が巧妙化する現代において、もはや「攻撃を受けないこと」は不可能に近いからこそ、被害を最小限に抑えて素早く復旧させる「レジリエンス(回復力)」の強化は極めて賢明な判断です。東京五輪という巨大な看板を背負い、日本の金融インフラが世界最高水準の堅牢さを証明できるか、2019年9月25日現在の動向から目が離せません。

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